8014 蝶理(東1) 1926円 -19円
第2四半期をお昼に発表して瞬間2083円まで上げたものの早々に値を消しています。第2四半期は売上19%増1731億円、営業益19%増41.1億円、経常27%増45.3億円、純益26%増29.6億円、一株純益120円で着地。文句なし。この着地を受けて最高益更新予想の3月通期予想を更に上方修正しました。売上3400億円そのままに(前期3117億円)、営業益76→80億円(前期72億円)、経常80→85億円(前期75億円)、純益51→53億円(前期47億円)、一株純益207円→215円に修正。また配当も52円→54円に修正。文句なしです。上方修正の理由を、繊維・化学・機械事業が好調と。また化学品全般と中国事業も好調とあらためてコメント。一株純資産は2150円。セグメント状況は・・・・①繊維→海外素材や衛材分野、機能性衣料分野も好調。アパレル分野の構造改革も進展。売上9%増571億円、経常益17%増18.5億円。②化学品→無機ファイン、電子電池関連、中国事業が好調。売上29%増859億円、経常益28%増19.8億円。③機械→中南米向け車輌事業好調。アフリカ・東南アジアでの新規取り扱いも拡大に成功。売上14%増300億円、経常益71%増2.2億円。④感想→セグメント内容は満点です。どういうわけか、同社のこの業績や通期の上方修正から考えても、中国事業が減速はしているかもしれませんが、比較的底堅く推移していることがわかると思います。通期の上方修正を大いに評価して強気買いを基本方針と考えて良いはずです。ただしそのためには長い持ち合いレンジをブレイクする必要。ここはまだ打診買い程度にしておいて(底値も堅いからここで深押しの心配もなし)、2100円以上で引けてから本格買いをゆっくりと開始。7月年初来高値2190円を抜けば上げ本番と考え強気買い。本当なら今日のこの決算発表で年初来高値を更新し始めていてもおかしくないのですが。まともな株を腰を据えて買う投資家が市場にまだまだ不在ということなのでしょう。9/29(日中貿易のパイオニア企業・中期経営計画の紹介/数値目標&繊維事業戦略&化学品機械事業戦略&事業戦略の印象・数値目標1年前倒しで達成・目標修正)7/25(買い推奨開始・上々の第1四半期・概況とセグメント状況と感想・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2450~2500円(レシオ12倍・07年高値2500円)②2700円(レシオ13倍)③2900円(レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2900~3000円(今期純益55億円EPS225円予想しレシオ13倍)②3150~3200円(今期純益55億円EPS225円予想しレシオ14倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2200~2250円(7月年初来高値2190円更新・レシオ10倍強)②2500~2550円(レシオ12倍)③2800円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2800円(レシオ13倍)②3000円(レシオ14倍)】とします。今期の更なる上方修正や来期の増収増益を確実と判断すれば最大目標を引き上げて強気に再設定する方針とします。SP。