来年以降の世界の株式市場は

 来年以降の世界の株式市場は  

米国経済が低成長や景気後退の可能性を考慮して世界経済も低迷する可能性をささやくアナリストが多くみられるようになりました(この人たちの大半は数か月前強気の予想の人たちだったと思いますから、そもそもその言をあてにすることはできませんが)。しかし私は世界経済が低迷するとはどうしても思えません。仮にアメリカ経済が低迷したとしてもです。来年以降の世界経済をけん引するのは再び中国であろうと考えています。今週の日経新聞に中国のユニコーン時価総額ランキングが掲載されていました。トップのアントフィナンシャルという会社の時価総額評価は750億ドル約8兆円近く。上位10社はすべて1兆円以上の評価です。これアメリカに並びます。市場はこの点を考えても中国経済や中国市場を過小評価していると思わざるえません。また中国は2020年までに「人工の月」を打ち上げて街灯の替りの都市部の照明灯にする計画を発表。このようなプロジェクトをやすやすと実行に移すことができるのが中国です。更に株式市場も同様。もし中国指導部がかつての小泉純一郎首相のように、郵政民営化と同じ政策を行うと発言すれば、世界的大企業の大半が国営企業である中国市場でのインパクト大です。中国国営企業の民営化を行うとでももし言えば、中国市場はまさにバブルとなるということです。このように来年以降の世界経済をけん引するのは中国と考えます。また中国株も同様に世界の株式市場をけん引することになると思います。ゆえに、これからゆっくりと強気になっていくのは、フェローテックなどのように中国関連として今ボトムに沈んでいる株だとも考えています。