上海総合指数 2494P +8.10P(+0.33%)
米国市場でも直近の注目点は中間選挙の行方とともに、この中国市場がいつ底入れ反転するかという点が現在の最大の注目点である模様です。その中国市場は年初から300兆円以上の時価総額が吹き飛んだとのこと。これはフランスの株式市場の時価総額合計が吹き飛んだことになるのだそうです。ものすごい金額ですが、驚くのはそれ程巨額の時価総額が消え失せてしまったのに、意外に中国経済が底堅い点です。あまり気にしていないほどの底堅さを見せています。前向きに考えると、いかに中国の人口が大きく、潜在的に巨大な市場であるかの表れでもあると思います。歴史という観点から今の現状を見ると、中国が経済面のみならず軍事力や科学力から米国を凌駕するのは歴史的必然なのかもしれません。その必然にトランプ大統領は必至に抗っているのかもしれません。中国が米国を凌駕する時間を少しでも遅らせるために。そんな先のことはどうでもいいとして目先の中国市場がどうなるかが重要ですが、昨夜友人との話の中では、米国のファンドマネージャーやアナリストのコメントやレポートして、中国市場の落ち着き(底入れ)も近いというもので出回り始めているとのことです。ただ具体的にいついつ底入れ反転するかを言及できるまでのコメントやレポートはまだないとのことでした。ただ、今回の貿易戦争で中国も指をくわえて傍観しているわけではありません。金利の引き下げ以外にも補助金支給などで景気の下支えをすでに実行し始めています。ただこれらの政策は即効性はありませんから、実体経済への効果が現れるまでに少し時間がかかると思います。すると中国市場(中国経済)が落ち着き始めるのは年末年始あたりになるのではと思います。すると株式市場の先行性を考えると10月か11月あたりには中国市場も落ち着き出すのではと考えています。多分、アナリストやファンドマネージャーの方々も同じような認識ではと考えています。