6309 巴工業(東1) 2224円 +22円
同社は10月通期の会社。通期決算発表は12月のはじめです。ゆえに当分の間は決算発表を警戒することもない。またその前に10月通期を上方修正する可能性もわずかに残っているかもしれません。いずれにしても遠心分離機分野で世界的企業ですから、PBR1倍の2600~2700円に向けて水準訂正の動きがあっておかしくないと考えます。ただしまだ方向感が。9月安値2066円から一旦9/27に2346円まで上げて8月年初来高値2515円更新に向かうと思われたものの再度下落。ここは9月安値に向けて二番底か高値更新に向かうかの分岐点。ゆえに打診買い。強気買いは2100円接近と週足完全陽転回帰2300円回復のいずれかで行うものとします。9/13(深押しで目標修正)8/31(目標修正)7/15(這うように上場来3000円に)6/4(文句なしの第2四半期・概況・10月通期上方修正・セグメント状況・目標修正)検索チェック。第3四半期は売上3%増304億円、営業益17%増15.6億円、経常18%増15.8億円、純益20%増10.4億円、一株純益104円。上々の着地。第3四半期期間は前期比で減益ながらも景気減速の影響を最小限に抑えてまずまずの着地に成功できたと判断します。この着地で、なんとか、10月通期予想の売上430億円、営業益0%減21.9億円、経常0%減22億円、純益0%減14.9億円、一株純益149円はわずかながらも上振れて着地できるのではと予想します。セグメント状況は・・・・①機械製造販売→国内の官需向け、国内民需向け、海外向け機械装置工事など全般的に伸長。売上9%増71億円、営業益はすべての製品分野で増収の効果で約3倍の1.7億円。②化学工業製品販売→自動車、住宅建設、半導体など多くの分野での販売が伸長。営業益も利益性高い製品販売が好調。売上1%増232億円、営業益9%増13.9億円。③感想→地味なセグメント内容ではあっても文句なしに合格点。やはり一段高し高値更新してもおかしくない第3四半期内容だったと判断します。目標株価Ⅰ【短期目標①2400円(レシオ16倍)②2550円(レシオ17倍・8月年初来高値2515円)③2700円(レシオ18倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2700~2800円(今期EPS165円予想しレシオ17倍)②2900~3000円(今期EPS165円予想しレシオ18倍)】はこのまま据え置きとします。引き続き通期を確認後に再設定。SP。