日経平均 22549円 +277円

 日経平均 22549円 +277円

日経平均は一応高値引けです。大きく上昇はしてくれていますが、まだ底値確認の最中に過ぎません。明日以降また陰線なら22000円前後に向けて小さく一段安しないとも限りませんから。ただ、出来高は12.6億株。先物や指数絡みの売りモノも徐々にピークアウトはしそうな感じ。ここらで底値を確認して25500円前後を中心にした持ち合いレンジ形成に移行すると考えます。その動きを確認できてから個別株が、あたりをきょろきょろ見回りながらゆっくりと反転入りの動きになるものと考えます。ところで今週は決算発表が少ないので念頭に。発表の本格化は来週から。11月25日から決算発表が本格的に開始となり、第一回目の発表のピークは10/31です。また今回も先の第1四半期と同じで11月の中旬にかけて発表日が集中しています。つまり発表日が昨年までと比べると遅めです。ゆえに米国中間選挙後に発表となる決算発表を行う企業数の方が圧倒的に多めとなっています。この点からも当面は買い急ぐこともないと思っています。またウエストHDみたいに発表でいきなり年初高値更新と急騰する株もありますがそんな株は本当にわずかなはず。基本は決算発表をしっかりと確認してから積極的に買い場探しを始める方がベストの対応と考えています。ところで米国市場はETF市場から大量に資金が流出しているとのことです。米国市場はETF買いや指数買いの動きがピークアウトし始めているとの記事を目にしました。多分、日本市場も同じでしょう。米国市場においても日本市場においても、外国人投資家はETFを手じまい始めているものと思います。11月のファンドの決算期末前に。だからその手じまい売りで昨日まで株価は急落したのかもしれません。もしそうなら、そのファンドの手じまい売りも昨日でピークアウトしたのかもしれません(解約するには45日かかるから期日は昨日まで)。いずれにしても、ETFや指数買いから、個別株買い実需買いに投資スタンスがシフトしてくれるかどうかを、これからじっくりと確認したいと思います。