6890 フェローテック(JQ) 995円 +8円

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下記のツガミと同じで第2四半期は文句なしの好決算発表をすると思います。しかし、これまたツガミと同じで素直にそれを好感してボトム離脱に向かうこともなく、しばらくしてから反転開始になると予想しています。ただ同社の第2四半期は米国中間選挙後の11月中旬です。中間選挙の年内最大の政治イベントをすでに通過しての第2四半期発表なら、ひょっとしたら素直に反応して反転開始になる可能性も。ただそうなるには相当の出来高が必要です。下げの道中で買い残が増加しているために、その売りモノを吸収するだけの出来高が必要。世界ナンバーワン企業のレシオが6.9倍でPBRも0.7倍にまで低下。また本日IR。中国での半導体ウェーハ事業における設備投資に関するIR。すでに当欄でも取り上げ済みの中国杭州市での200㎜半導体ウェーハ工場の建設に関して設備投資の内容が確定したのでお知らせすると。決定した設備投資の内容は(1)投資項目・・・・①200㎜ウェーハ二次ライン増設分なる月産35万枚体制構築(510億円)→銀川市でインゴット製造ラインと杭州市でウェーハ加工ラインを建設する。②300㎜ウェーハ月産3万枚パイロットライン体制構築(160億円)→同じく銀川市でインゴット製造し杭州市でウェーハ加工。(2)投資総額・・・・約670億円。(3)資金調達・・・・金融機関から借入、リース、政府補助金、自己資金等。また稼働の予定時期は200㎜ウェーハ二次ラン増設した月産35万枚体制の工場竣工2018年末、試運転19年第2四半期、量産開始は19年第4四半期、フル生産は20年末のスケジュール。300㎜ウェーハパイロットラインはまだ未定とのことです。同社のこの設備投資予定などを見ると、半導体の世界的需要は一時的に踊り場とはなっても中期的に拡大するものとの考えには、一点の迷いもブレもありません。市場の不安をよそに。同社のこの考え方が正しいはずです。市場は中期的な半導体や有機ELの成長を見直し始めるのを今は待つだけと考えています。ここは打診買い程度。本格買いの検討は来月中旬の第2四半期を発表後に。またひょっとしたら、市場は半導体市場(中国市場における)の先行き不透明さだけでなく、この610億円もの大規模資金需要のために公募増資などを行うのではと警戒しているかもしれません。もしそうなら、第2四半期発表がそれを占う試金石(株式市場から資金調達するのかしないのか)になると思います。その点からも本格的に買い場を探すのは来月の第2四半期発表後から行うのがベストではと考えます。