7607 進和(東1) 2035円 -30円
8月通期は売上10%増565億円、営業益19%増43.7億円、経常22%増44.5億円、純益27%増31.8億円、一株純益246円で着地しました。文句なし。会社予想から上方修正で更に最高益更新ですから当然。注目の今期予想は売上600億円、営業益45億円、経常46億円、純益32.5億円、一株純益251円と発表。2期連続の最高益更新の予想を発表。保守的予想でも。配当は前期72円で今期予想は74円。一株純資産は1862円。セグメント状況は・・・・①日本→自動車業界の設備投資需要に積極的に対応し、また、空調機器メーカー向けの生産設備関連の大口案件も獲得計上でき、売上9%増の455億円、セグメント益21%増37億円。文句なしの高収益。②米国→前期にあった日系自動車メーカーからの大口案件が今期は剥落して、売上4%減の39億円、セグメント益9%増の0.9億円。減収でも赤字にしない点はコスト管理能力が高いことの証明。③東南アジア→これも前期の大型案件が剥落し、売上11%減の30億円、セグメント益28%減の2.5億円。こちらは少し多めに減益を余儀なくされています。④中国→日系自動車メーカーからも中国機械メーカーからも受注獲得して文句なし。売上51%増32億円、セグメント益3.2倍の2.3億円。⑤その他→非連結のイギリスの会社を連結化。売上8億円、セグメント益0.7億円。⑥感想→満点とは行かないもののほぼ満点に近いセグメント内容です。それにコスト管理能力が高いために、貿易戦争などの不透明要因の中でも安定した利益を生み出せることが確認できたと思います。同社はダイトロンや加賀電子、ミタチ産業、あるいはnmsと似たような会社です。自動車向けを主体とするエンジニアリング商社でありながら製造メーカーでもあります。つまり製販一体型の企業ということです。同じ名古屋出身のミタチ産業と同じで、地味ながらも堅実経営と安定した収益構造を構築しています。時間をかけながら。この堅実性から考えても、同社の今期予想はミタチ産業と同じように、今期達成可能な最低限の数値目標と考えます。下げても9月安値1970円前後(2000~1950円)が下値と考え、2000円前後のここは一旦強気買いとします。ボトム離脱サインは13週線2232円回復となる先週高値2276円以上で引けること。2250~2300円で引ければ本格買いとともにゆっくると強気買いを開始とします。新規もナンピンも。強い上げサイン点灯は50週線回復&週足最後の抵抗線2400~2450円を抜くことです。8/29(文句なし第3四半期・概況・セグメント状況と感想・目標修正)4/24(目標修正)4/12(目標修正)4/11(買い推奨再開・第1から回復の第2四半期・概況・セグメント状況と感想・17年目標はすべて達成済みゆえ目標再設定)4/12(2017・文句なし第2四半期・概況・地域別セグメント状況・目標再設定)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2450~2500円(レシオ12倍・50週線回復)②2650~2700円(レシオ13倍)③2850~2900円(レシオ14倍・1月年初来高値2882円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2900円(レシオ14倍強)②3050~3100円(レシオ15倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2500円(レシオ10倍・最後の抵抗線抜け)②2700~2750円(レシオ11倍)③2950~3000円(レシオ12倍・1月年初来高値2882円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3000~3050円(レシオ12倍強)②3250~3300円(レシオ13倍・06年上場来高値3454円)】とし、四半期を確認して連続最高益更新が確実と判断すれば06年上場来3454円の3500円前後に最大目標を引き上げる方針とします。SP。