6668 ADプラズマ(東2) 1087円 +35円

6668 ADプラズマ(東2) 1087円 +35円

買い推奨開始します。同社の今8月期の一株純益予想は163円です。レシオは6.6倍と割安。しかし一株純資産は606円でPBRは1.8倍。また売上予想88億円に対して時価総額はすでに93億円です。私の区分で行くと同社株は成長株評(モメンタム株)として市場で評価されていることになります。しかし、レシオが7倍を割り込んでいる以上、仮にモメンタム株であろうともバリュー(割安)な部分が生じていることになりますから、ゆえに買い推奨を開始します。今の状態は、成長と割安の両面を有する理想的な株価位置の状態と考えて、週明けから強気での買い推奨を開始します。さて昨日発表の8月通期は売上17%増84億円、営業益23%増18.2億円、経常22%増18.4億円、純益14%増13億円、一株純益151円で着地しました。2期連続の最高益更新に成功しました。一株純資産は606円。配当は前期も今期予想も8円。今8月通期予想は売上3%増88億円、営業益10%増20.2億円、経常8%増20億円、純益7%増14億円、一株純益163円と発表。3期連続最高益更新の予想を発表。経営成績に関する説明を読むと・・・・米国保護主義に端を発した通商政策に関する不透明さはあるものの、半導体液晶関連はスマホなどのディスプレイ成膜装置メーカーからの受注が旺盛。また半導体関連もフラッシュメモリやIoT機器向けメモリ等の需要拡大で受注堅調。研究機関大学関連向け事業は、官公庁向けは低迷したものの、シリコンウェハー生産能力増強設備投資向けには好調。セグメント状況は、①半導体液晶関連・・・売上17%増74億円、営業益12%増17.8億円。②研究機関大学関連・・・売上22%増10億円、営業益0.4億円(前期は約1億円赤字)。文句なしの内容です。同社は高周波電源装置のトップ企業です。半導体製造装置や液晶製造装置向けに高周波プラズマ電源などの供給を行っています。いわば半導体液晶関連にとって必要不可欠な企業の一つとも言えるはずです。受注残も合計は24億円ですが、主力の半導体液晶関連は前期比9%増の17億円で問題なし。今期予想は会社が保守的に見積もった堅い数字と考えておいて良いでしょう。1月年初来高値2349円からの下値は1000±50円と考え、週明けはこのまま強気で買い場探しとします。年初来安値は言わずもがな今週の1004円。真の強気買いはボトム離脱サインが明確に点灯する13週線1296円回復の先週高値1355円抜けで開始する予定でいてください。またそこは75日線回復にも重なります。週明け強がるようならⅤ字で一旦1200~1300円か1300~1400円レンジを回復に向かうかもしれません。目標株価Ⅰ【短期目標①1450~1500円(レシオ9倍)②1600~1650円(週足陽転・レシオ10倍)③1750~1800円(レシオ11倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1800円(レシオ11倍)②1950~2000円(レシオ12倍・週足最後の抵抗線)】とします。上方修正期待や来期以降の業績拡大を確信できれば最大目標を年初来高値2349円前後に引き上げる方針とします。SP。