1407 ウエストHD(JQ) 735円 -2円

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文句なしの8月通期。上方修正を合わせて発表したのですから当然。また今期予想も増収増益を発表。これも文句なし。前期は、売上438→525億円(前々期327億円)、営業益37→49.7億円(前々期26億円)、経常33→45.5億円(前々期23億円)、純益20.7→26.6億円(前々期15億円)、一株純益82円→105円に上方修正して着地。注目の今期予想は売上654億円、営業益57.3億円、経常15%増52.3億円、純益27%増34億円、一株純益134円と発表。九州電力の太陽光発電の買取抑制や太陽光発電の買取価格の低下などの影響は前期を見ても今期予想からも軽微ないし無関係と考えておいて良いようです。配当は35円に増配し、今期予想も35円。一株純資産は629円。セグメント状況は・・・・①再生可能エネルギー事業→FIT価格18円の受注増加や電力会社への早期申請などの改善に努め、買取価格に業績が左右されにくい収益構造の構築に努力したと。総発電コストの一層の抑制や自家消費型モデル、農業シェアリング型モデルなどの新たなビジネスモデルの構築に努力したと。その結果、総発電コスト削減は住宅用からメガソーラーに至るまでコストにこだわった商材調達を徹底したおかげで成功し、また43045か所ものの設置実績から得られたノウハウを活かして発電事業トータルでのコスト削減に成功したと。また東北一関の大型プロジェクトも予定通り引き渡しに成功したと。今後5年間のメガソーラープロジェクトは230MWを超える施工計画に順次着手するともコメント。売上7%増241億円、営業益2倍の42.4億円。②省エネルギー事業→提携金融機関とのアライアンス情報を活用して商業施設や工場、病院の省エネサービスと施工等を提供。売上78%増12億円、営業益は0.4億円(前期は4億円赤字)。やっと黒字に転換。③電力事業→新規の売電先は増加し売上は3倍近くの263億円に増加したものの、営業益は49%減の3.7億円。減益ですが悪くありません。日本卸電力取引所との取引を低下させて電力会社や大手商社との取り引きを増やしました。これは、電力会社や商社と強い取引関係を結ぶことになるはずですから、今後安定した売上と利益の確保ができるはず。市況に左右されにくい安定性の面から考えても良い施策。減益は一時的。徐々に回復するでしょう。④メンテナンス事業→メガソーラーのメンテナンス受託。売上10億円で営業益15%増3.2億円。⑤感想→セグメント内容はほぼ満点。文句なし。株価は7月年初来高値915円から十分に下げたから週明けは新規もナンピンも一旦強気買い。700円前後に押すようなら更に強気買い。じりじりとあるいは乱高下しながら抵抗線800円回復に向かい800円から年初来高値を見据えての上げ本番入りと考え、800円からは心おきなく強気買い開始とします。10/4(エネルギーを通じた地域創生の日本版シュタットベルケも展開)9/4(九州電力出力制限の影響は軽微と予想)8/23(セグメント状況再考/再生可能エネルギー事業&省エネルギー事業&電力事業&メンテナンス事業&感想・目標修正)7/19(いちよし証券「A」目標株価1300円に・目標修正)7/17(目標修正)7/14(買い推奨開始・サプライズに近い第3四半期・概況・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①900~920円(16年高値920円・レシオ11倍強)②1030~1050円(レシオ13倍)③1150円(レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1150~1170円(来期純益25億円EPS90円予想しレシオ13倍)②1250~1300円(来期純益25億円EPS90円予想しレシオ14倍強)】は、私の今期EPS90円予想に対して会社の今期予想134円と想定以上ゆえに強気に修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①930~950円(レシオ7倍・7月年初来高値915円)②1070~1100円(レシオ8倍強)③1200~1300円(レシオ9倍強・月足最後の抵抗線・15年高値1174円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1300~1350円(レシオ10倍)②1450~1470円(レシオ11倍)③1600円(レシオ12倍)】とします。今期予想の達成や来期以降の業績拡大を確信できれば最大目標を13年高値の1945円前後に引き上げる方針とします。SP。