7718 スター精密(東1) 1916円 -72円
何はともあれNY市場が落ち着くことが大事ですから、個別企業の好決算発表も今は二の次。しかし今日も赤字や下方修正ばかりが目立つ決算発表の景色。その中にあって好決算発表に成功。しかもハイテク株でありながら。第2四半期は売上408億円、営業益61.8億円、経常61.4億円、純益47.8億円、一株純益130円で着地しました。前期は2月通期であり、今期から12月通期に決算期末を変更したために前期比との比較は記述無し。しかし、比較はしていないものの、前期の第2四半期は売上281億円、営業益22億円、経常26億円、純益16億円、一株純益45円。まさに文句なしの第2四半期の着地といえるでしょう。これをうけて12月通期をわずかに上方修正しました。売上593→612億円、営業益80→82億円、経常81→83億円、純益60億円そのまま、一株純益164.2円→164.0円。地味な上方修正ではあっても、この景気が不透明な時に上方修正はとても良いことです。それに、この上方修正は第2四半期までの上方修正分を単純に足しただけと考えます。ゆえに、最終的にはもう少し上振れて着地することができると考えます。セグメント状況は・・・・①特機事業→小型プリンターは米国市場で堅調。欧州市場でも販売好調。アジアは中国においてサーマル完成品が落ち込んだものの、その他は好調。売上79億円、営業益13.2億円。②工作機械事業→CNC自動旋盤は米国市場では医療関連中心に好調。欧州は自動車関連向けに好調。中国を含むアジアも自動車・通信・医療関連と幅広く好調。国内は自動車と半導体など幅広く好調。売上302億円、営業益58.8億円。③精密部品事業→時計部品販売好調。HDD部品は低調。空調や医療関連部品は好調。売上27億円、営業益2.7億円。④感想→セグメント内容は申し上げるまでもなくほぼ満点です。レシオは11倍。十分に割安顕著。明日は一応上げても下げても基本は強気買いとします。押せば押したで1850~1800円(6月年初来安値1671円)で二番底と考えこのレンジで強気買い。下げないようならこのまま静かに買い場探しを行い、2050~2100円で完全に強気買い再開とします。先々週高値2094円を抜き2100円で引ければ、株価は1月年初来高値2480円へトライとなります。2100円からは心おきなく強気買いとします。7/12(目標修正)7/11(スタートダッシュ成功第1四半期・概況・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2100~2150円(週足完全陽転・12か月決算でEPS165円想定しレシオ13倍)②2300円(12か月決算でEPS165円想定しレシオ14倍)③2450~2500円(12か月決算でEPS165円想定しレシオ15倍・18年1月高値2480円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2500~2550円(12か月決算でEPS165円想定しレシオ15倍強)】は、純益の上方修正はないのでこのまま据え置きとします。引き続き来期の増収増益確信すれば最大目標の引き上げを含めて再設定します。SP。