7525 リックス(東1) 1718円 +49円
同社は機械装置や計測機器などを取り扱う機械商社ですが、洗浄装置や回転継手などの開発製造も行っています。つまり製販一体型企業でダイトロンや加賀電子、nmsなどと同じ評価付けが可能な会社となります。先の第1四半期は売上10%増95億円、営業益19%増4.6億円、経常16%増5.3億円、純益17%増3.3億円、一株純益41円で着地。好スタートに成功しています。第2四半期予想は売上10%増198億円、営業益25%増12億円、経常18%増12.8億円、純益22%増8.5億円、一株純益104円の予想。この第2四半期予想に対して第1四半期の進捗は文句なし。上方修正するかどうかは不明なれど会社予想をほぼ達成すると考えて良いはずです。また同社は下期に受注等が減速する予想で、売上3%増396億円、営業益4%増24億円、経常4%増25.7億円、純益0%増17億円、一株純益208円。第1四半期時点では通期の上方修正期待まではまだ無し。しかし、第2四半期時点で上方修正できるかどうかを占うことができるのではと考えています。つまり、今期予想は第1四半期のスタートでほぼ達成すると予想しています。後は第2四半期か第3四半期で上方修正期待が浮上するのではと予想しています。配当は前期同様に50円。一株純資産は1725円。第1四半期セグメント状況は・・・・①鉄鋼業界向け→米中の貿易戦争の不透明な点はあるものの、都市再開や自動車向け需要が強く好調。高炉設備装置や転炉本体設備などがけん引して売上17%増の31億円。②自動車業界向け→自動車備品メーカー向け洗浄装置や検査装置の引き合い強く、工作機械向け自社製品の販売も好調。売上8%増23億円。③電子半導体業界向け→ウェハー製造工場向けの改造工事や半導体後工程洗浄装置の引き合い強く、ポンプ類も好調。自社洗浄装置や継手の販売も好調。売上13%増10億円。④ゴムタイヤ業界向け→断熱板は減少したものの東南アジア向けの加硫設備部品など伸長。売上4%増7億円。⑤高機能材業界向け→化学製品メーカー向けにシール部品やフィルターなど消耗品が堅調。売上19%増3億円。⑥環境業界向け→廃棄物処理用真空ポンプやリサイクル施設散水設備工事など受注し好調。売上5%増3億円。⑦紙パルプ業界向け→大型設備案件が乏しく減収。売上17%減1億円。⑧感想→それぞれのセグメント売上は小さくものの、ほぼすべてのセグメントが文句なし。セグメント内容はほぼ満点。しかも、同社の製品はとてもニッチな製品。ニッチである分、景気からの影響は小さいはず。つまり、安定して四半期売上を獲得できるはず。しかも同社も堅実経営。コスト管理能力も申し分ないと思いますから、利益も安定的に獲得できると考えます。ちなみに今期予想は2期連続の最高益更新の予定です。難点は出来高。皆無。しかし、皆無ではあっても這いつくばりながらもボトム離脱の75日線1770円回復に向かってはいます。這うように買い場探し。1800円から一応は本格買い及び強気買いとします。目標株価は再設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①1900~1950円(50週線・レシオ9倍強)②2100円(レシオ10倍)③2250~2300円(レシオ11倍・5月上場来高値2295円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2300円(レシオ11倍)②2500円(レシオ12倍)】とします。SP。8/6(17年・文句なし第1四半期・概況・目標設定)。