6664 オプトエレク(JQ) 702円 +7円

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第3四半期を発表。売上8%増55億円、営業益48%増3.1億円、経常59%増2.9億円、純益2倍の1.9億円、一株純益31円で着地しました。まだ利益率は低いものの、上々の第3四半期で終えることができたと思います。11月通期予想は売上71億円、営業益1.7億円、経常1.6億円、純益0.5億円、一株純益8円。すでに利益は通期予想を超過。北海道地震の影響もないと記述されていますから、通期は大幅に上方修正することになるでしょう。経営成績の説明を読むと、定置式スキャナやモジュールが国内で好調で日本国内の売上は19%増の22億円。米国も2%増の9億円。欧州アジアは0%増の23億円と。上々の受注状況。同社にはずっと注目していました。同社は自動認識業界のリーディングカンパニーです。レーザーモジュール、ハンディスキャナなど多彩な製品を要し、しかも、政府の強い後押しも加わり国内は今後、QRコード読み取り機能を活用した電子決済システムが急速に普及することになります。街の定食屋のおばちゃんや花屋のお姉さんが同社のハンディスキャナを右手に持って料金決済を行うような時代が到来するかもしれないということです。ですから、潜在的同社の成長性は本来高いはずです。しかし難点は経営陣のコスト意識の低さです。収益性や利益を深く考えないで経営しているとしか思えない低利益率。製品群の競争力が高いのに経営陣がイマイチゆえ低利益にあえいできました。多分、今も経営陣の能力はさして向上もしていないでしょうし、意識も大して変化もしていないでしょう。しかし、あまり能力が高くない経営陣でさえも社会ニーズの追い風を受けて売上利益拡大する幸運な時間を同社は迎えようとしているのかもしれません。そう考えて買い推奨開始します。ちなみに第2四半期売上37億円、営業益1.2億円、経常1億円、純益0.3億円の大幅減益。すると6~8月の第3四半期期間では売上18億円、営業益1.9億円を稼いだことになります。高収益企業評価の入り口となる営業利益率10%を第3四半期期間だけながら達成できたことになります。一株純資産は907円。株価は1000円台を一旦回復して来るものと考えます。月曜は一旦このまま強気買いとします。もし押すようなら9月安値665円から650円を下値と考え追加強気買い。今週高729円を抜くようならこのまま4月年初来高値887円を更新して1000円回復に向かうと想定してそこも強気の追加買いとします。目標株価Ⅰ【短期目標①800円(今期純益2.5億円EPS40円予想しレシオ20倍)②880円(4月年初来高値887円・レシオ22倍)③930~950円(レシオ23倍強・一株純資産約910円超え)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①950~960円(来期純益3億円EPS48円予想のレシオ20倍)②1050円(来期純益3億円予想のレシオ22倍・17年高値1066円)】とします。通期を確認後に当然再設定する予定です。SP。