5809 タツタ電線(東1) 626円 +19円

5809 タツタ電線(東1) 626円 +19円

すでに7月に第1四半期はコメント済みですが、他の中小型株と同じでよく読めば悪くなる内容なのに今の今までド底値。しかしやっと反転を開始してくれそうです。7月以降再三再四にわたり挑戦してはじき返されていた25週線を週足引け値で回復して終えることに成功。これでボトム離脱&反転サイン点灯したと判断して良いでしょう。週明けから新規もナンピンも心もち強気買い開始とし、8/1高値660円を抜けば完全に強気買い転換するものとします。第1四半期の経営成績に関する説明を・・・・電線やケーブルは銅線需要が底堅いために比較的堅調に推移したとコメントしています。また同社の主力製品である機能性フィルム(電磁波遮断フィルムなど)は需要期に向けて販売好調と。また第1四半期の減益に関しては、高付加価値製品となる機能性フィルムなどの新製品開発の製品試作費用が増加したために減益になったとコメント。前向きな減益で今後の業績拡大に必要不可欠な減益だったということです。この機能性フィルムの電子材料事業は高収益。第1四半期減益でも売上52億円に対して営業利益は11.6億円です。実に20%以上の高収益。新製品投入でこの営業利益率は25%前後に上昇する可能性が今後ありえると思います。また電線ケーブル事業も売上22%増の90億円で営業益は25%増の2.6億円。利益率は小さいものの安定的かつ緩やかに利益率は上昇しています。両事業とも文句なしの内容です。また同社は中期経営計画を公表していますが、その中期経営計画数値目標に対して売上利益ともに1年前倒しで達成中です。今期の数値目標は売上550億円で営業益47億円、純益32億円でしたが、すでに前期売上551億円、営業益50.4億円、純益36.7億円で前期に達成済み。しかも前期の純益36.7億円は来期の中期経営計画の数値目標36億円をすでに2年前倒しで達成したことになります。ならば多分今期営業益は来期の数値目標の54億円前後で着地することになると予想します。ちなみに売上は来期数値目標580億円をすでに今期予想の600億円でこれも1年前倒しで達成する予定となっています。また同社はすでに次期(第二次)中期経営計画を公表済みです。新製品の量産化開始で22年度(23年3月期)の営業益数値目標を70億円と定めています。新製品量産化が順調に始まれば次期も前倒しで数値目標を達成して行くのかもしれません。7/26(減益ながら上々の第1四半期・概況とセグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①680円(一株純資産約680円・レシオ12倍)②730~740円(レシオ13倍・50週線739円回復)③780~800円(レシオ14倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①800円(レシオ14倍強)②840~850円(レシオ15倍)③900~910円(レシオ16倍・1月年初高値955円)】は強気に修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①700~730円(50週線回復・レシオ13倍)②800円(レシオ14倍・最後の抵抗線)③900円(レシオ16倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①900円(今期純益37億円EPS60円予想しレシオ15倍)②960円(今期純益37億円EPS60円予想しレシオ16倍・1月年初来高値955円)】とします。来期の増収増益を確信すれば最大目標を13年高値1050円に引き上げる予定とします。SP。