3023 ラサ商事(東1) 990円 +28円

3023 ラサ商事(東1) 990円 +28円

地味な上げだったものの、一応引けでも日足のすべての抵抗線を払い切って終えたので、明日もこのまま静かに強気買い継続とします。次は週足の最後の抵抗線です。しかしその週足の抵抗線も今週は1000~1040円ですが、来週以降から1020円前後となります。多分、このまま静かに年初来高値1047円を更新して、そのまま静かに17年上場来高値1196円更新に向かうと予想。這うように静かに強気買いを続けてみてください。先の第1四半期のセグメント状況でもコメントしようと思っていましたが、同社は下期に利益計上が集中する特性ゆえに、第1四半期のセグメント状況を解説したところであまり意味がありませんから、前期の株主報告書でもコメントしておきたいと思います。(1)中期経営計画の進捗・・・・最終年度となる19年3月期の数値目標は売上380億円、営業益18億円、経常19億円でしたが、前期に営業益18.6億円、経常20.5億円で着地して1年前倒しで目標を達成。今期は売上330億円、営業益20億円、経常22億円。(2)前期大幅増益の理由・・・・売上に関してはプラント設備工事の納期の延期、工期延長などがあって減収となったものの、利益は過去最高益を更新して着地。増益の要因は資源金属素材関連事業において、在庫整理と不採算取引の見直しを前期で完了したことで採算性が急回復できたことと、ジルコンサンド価格が回復傾向で黒字化に成功したため。また、化成品や不動産賃貸事業も着実な事業運営で利益体質強化の一助になったとコメント。産機建機関連事業は減益だったものの安定した利益確保を継続して、利益の下支え役になれたと。内容は前期文句なし。その文句なしを今期も順調に引き継いでいる模様です。(3)前期の公募増資・・・・同社もエノモト同様に公募増資で成長原資を確保。同社の場合は13.9億円を手当て。この資金で、2つの発電所向けの水砕スラブ製造設備(ラサシステム)の導入と子会社旭テックの第一工場の大型回転機修理を可能にする大型クレーン導入の資金として活用して、また賃貸用不動産の購入にも活用すると。エノモトなどと資金手当てした企業と同様にこれからの業績拡大は必至と考えて良いでしょう。この資金手当で次期の中期経営計画は大胆なものになることでしょう。つまり、同社もエノモト同様の来期以降も最高益更新を当分の間続けてくれると判断しておいて良いということになるでしょう。(4)ラサ商事の強みジルコンサンドとは・・・・豪州とアフリカが二大産地の鉱物資源。同社が国内の総代理店契約をしているアイルカ社は世界最大規模の生産量を誇る会社だそうです。この鉱物資源の用途は、セラミックスの釉薬、高炉耐久煉瓦材料、半導体チップの鏡面加工研磨剤、スマホなどのタッチパネル素材に活用と。今後も必要不可欠な鉱物資源。このジルコンサンドの価格上昇でこの事業が黒字化して収益貢献を前期から始めている模様です。これも今期継続しているはずです。本当に良い内容です。9/17(買い推奨開始・第2四半期上方修正発表・概況・会社紹介と概況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①1100~1130円(レシオ9倍)②1230~1250円(レシオ10倍・一株純資産・17年上場来1196円更新)③1350~1400円(レシオ11倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1400~1500円(レシオ12倍)】は、前期の内容が抜群で来期以降も最高益更新可能なようなので少し強気に修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1130~1150円(レシオ9倍)②1250~1270円(レシオ10倍・一株純資産・17年上場来1196円更新)③1370~1400円(レシオ11倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1400円(レシオ11倍)②1500円(レシオ12倍)③1600円(レシオ13倍)】とします。SP。