2429 ワールドHD(東1) 3045円 -40円
中間株主通信を紹介。(1)インタビュー・・・・当然のこと最初に同社の伊井田会長兼社長のインタビュー記事が出ています。お暇なら一読を。同社がいかに堅実経営なのかがよくわかると思います。例えば不動産事業は無理をしないで利益重視の姿勢を徹底する「適正規模」を設定して経営し、またその不動産市場も現状崩壊するようなバブル崩壊のような事態にはないとの認識を示しています。また人材企業は今後大手主義が強まり中小が到達される時代を迎えて同社にとっては良い環境とコメントし、さらには人材は集める力と集まる力が重要となり、クライアントと社員双方に喜んでもらえる会社の必要性を説き同社はそれを目指すとコメント。また自前での人材の育成にも地道に努力すると。何から何まで地道かつ堅実そのもの。この経営姿勢だけを考えてみても、年初来安値近辺まで押す理由が私にはどう考えても理解できません。だからこその強気での買い場探し場面なのでしょう。(2)人材教育ビジネス・・・・売上は前期比15.7%増と大幅増収かつ予算以上の355億円で着地。セグメント駅は成長投資のためにほぼ予算並みの21.8億円。成長投資としては、ファクトリー事業で数百名規模の先行採用を実行し事前研修を実施し、テクノ事業では技術者育成の研修施設を増設し、R&D事業は専門教育プログラムを開発拡充。ちなみにグループでの新卒採用は494名にも。下期の取り組みとしては→①2000名の純増(定着率向上で・上期の純増は1900名)を目指す、②物流新拠点の稼働開始や人材育成してキャリアアップして高付加価値人材の供給を拡大したり、先行採用人材の収益寄与開始などから下期からリターンの獲得拡大を開始する・・・予定と。つまり人材事業は下期から売上だけでなく利益も拡大し始める予定ということ。この伸び次第では大きく上方修正する可能性も出てくると思います。(3)不動産ビジネス・・・・売上は前期比0.9%減の204億円でセグメント益は39.2%減の7.8億円。上記のとおり無理をしないで適正規模を徹底する事業運営。売上は順調な割に減益なのは、前期と違い今第2では大型案件の売上計上がなく下期に集中してから。ですからこれで文句なし。第2四半期でのトピックスとしては、私の地元熊本に同社が建設したレジデンシャル武蔵丘が竣工して計画を上回る契約状況で進捗中とコメントしています。また、第2四半期時点で、デベロップメント関連の年間売上高予定の約6割が契約完了とコメント。順調そのものです。(4)情報通信ビジネス・・・・売上67億円でセグメント益0.7億円。スクラップ&ビルドを進めて優良店舗網の再構築を推進中とコメント。秋のアイフォンなどの新機種発売後には徐々に利益も回復するでしょう。(5)その他・・・・PCスクール運営や農業公園自事業などを展開。売上16億円でセグメント益は1.3億円赤字。赤字でも順調。農業公園事業のリニューアルなど先行投資を行っていますが、その農業公園は上期の入場者数(直営主要施設5施設の)47.5万人と前期末の集客を確保して、順調に再生が進んでいると。またシルバニアパークもオープンさせて順調に業容も拡大。伊井田会長は次の事業の柱になるようにこの農業公園事業を育成する方針とのこと。(6)感想・・・・この中間株主通信を読んでの感想は、今後の成長拡大を必然と思えるほどの良い内容でした。文句なし100点満点の内容でした。やっぱりここらはド閑散まだ小安くなるかもしれませんが、一旦は強気買いしておくべき場面であり値位置であると考えます。