9957 バイテックH(東1) 2346円 -30円
レシオが多少割高に見えてもこのような投資環境では上げ易いものから上げて来ます。そして行き過ぎるのが常。ダイトロンや加賀電子やミタチ産業ではなく、エレクトロニクス商社株の中では同社がいの一番に年初来高値を更新しそうです。すでにレシオが16倍でも。第1四半期は売上8%増の446億円ながら、営業益13%減の9.6億円、経常46%減5.6億円、純益38%減4億円、一株純益28円。この減益着地で考えれば、本来なら先に上げ始めるべきはダイトロンで次はミタチ産業か加賀電子のはず。しかし、チャートが出来上がっているために先に上昇しています。ただ減益ではあっても同社も予定通り。第2四半期までは費用先行のために減益の予定で、第2四半期予想は売上3%増925億円、営業益3%減18.8億円、経常18%減14億円、純益17%減10億円、一株純益70円の予定。会社の想定通りの模様。通期予想は連続最高益更新の予定となる、売上13%増2100億円、営業益31%増41億円、経常16%増30億円、純益8%増20億円、一株純益140円。セグメント状況は・・・・・①デバイス事業→データセンター向けや車載向けに半導体売上好調。積層セラミックコンデンサ販売伸長と。またPCIホールディングスと資本業務提携してソリューション事業に進出して付加価値ビジネスの創出を開始したと。売上前期並みの289億円ながらセグメント益は0.9億円から4.4億円に大きく改善。②環境エネルギー偉業→累計45か所の太陽光発電所が稼働して126.8MKの発電を行い利益貢献と。2か所目の小型風力発電所も開設と。また第4号となる植物工場も稼働を開始して、6か所目の生産開始の予定と。更には大口の商談も進行中と。太陽光発電の買い取り価格が半分になっても十分に精算があると同時に他の事業で業績拡大を続けることができると考えます。③調達事業→売上53%増の130億円でセグメント益0.8億円。パナソニックとの協業が拡大して利益貢献はこれからと。④感想→減益ながらも上々のセグメント内容。ギリギリの合格点付与と判断。また今期の業績予想などの将来予測情報に関する説明を読むと・・・・デバイスは積層セラミックコンデンサ需要やデータセンター&車載向け半導体の販売伸長して好調で、パナソニックとのパートナー関係強化でパナソニックとの協業拡大で、今期も前期比増収増益で着地できると予想していると会社はコメント。また植物工場も今期に新たに2か所立ち上がり量産体制が整備されると。更にPCIホールディングスとの資本業務提携でソリューション事業を本格立ち上げとの主旨の記述をし、引き続き連続最高益更新の予定と宣言しています。この宣言文を見ると一足早く年初来高値(2723円)や上場来(2763円)を更新してもおかしくないかもしれません。打診買い。強気買いは2250円前後か昨日の高値2381円抜けの2400円回復のいずれかで。4/5(2700~2800円で売り場探し・目標修正)4/2(慎重な投資スタンスに転換は2500円接近からに訂正・目標修正)3/30(慎重な投資スタンスはレシオ18倍超え・目標修正)3/15(目標修正)3/12(強気買い開始)3/3(成長事業の植物工場の大展開を図る成長戦略に関して紹介)2/27(目標修正)2/26(国内最大の野菜工場建設・第3四半期・概況・セグメント状況・目標再設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2600~2700円(レシオ21倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2700円(レシオ21倍強)②2800円(レシオ22倍)】はほぼ4月5月高値ですべての目標を達成したも同然ゆえに再設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①2500~2550円(レシオ18倍)②2650~2700円(年初来高値2723円・レシオ19倍)③2800円(レシオ20倍・93年上場来2763円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2800~3000円(レシオ22倍)】とし、第2四半期以降成長拡大を確信しれば最大目標の引き上げを含み再設定する予定とします。中期経営計画の数値目標はEPS19年度(20年3月期つまり来期)220円以上ですから。SP。