8154 加賀電子(東1) 2246円 +140円
富士通系の子会社富士通エレクの株式70%を取得すると発表して急騰しています。また残りの30%も21年内に取得して完全子会社にすると。更に70%の取得は年明け1月をめどとのこと。同社はこの富士通エレクの買収でEMS事業を拡大強化することに大いに貢献します。この買収で加賀電子の売上は現在の2900億円からなんと5000億円に拡大すると日経が報じてもいます。加賀電子は電子商社の規模を2倍に拡大させることに富士通エレクの強みの自動車や通信分野の製品の取扱と車載向けEMS事業のグローバルな拡大を追求することになれると思います。業容拡大業績拡大は来期からなれど、第4四半期から少しばかりながらも貢献を始めるので、少し早めに買い場探しし始めて良いでしょう。同社もど底値から日足の陽線が今日で1本。ミニミニボトム離脱サインが今日展開。まだ打診買い。今日の高値2270円を抜いてから本格買い開始。強気買いは13週線2360円回復してからとします。ちなみに第1四半期は売上1%減554億円、営業益28%減14.8億円、経常23%減16.7億円、純益34%減11.4億円、一株純益41円と低調なスタートでした。低調なスタートの理由は電子部品や半導体関連企業とほぼ同じ理由。顧客の生産調整とともに新工場の費用先行のために減益スタート。エノモトなどでコメントしたように同社も多分、第1四半期は減益スタートでも四半期ごとに減益幅を縮めて最終期では増益に転換して着地するものと予想していました。しかし、富士通エレクの買収でほの最終期での増益転換の可能性が更に高くなったと考えます。セグメント状況は・・・・・①電子部品→EMSは車載向け空調機器向けに好調ながら、医療機器は生産調整で低調。部品も同じく生産調整の最中で低調と。売上2%減の405億円、セグメント益30%減10.7億円。②情報機器→売上6%減の104億円、セグメント益11%減の3.1億円。③ソフトウェア→売上3%増4億円、セグメント赤字0.1億円。④感想→このセグメント内容では第1四半期の時点ですぐさま強気買い推奨するが憚られるどころか、取り上げることもまだ困難で第2四半期以降に強気買い開始のコメントを記述予定でいました。しかし買収発表で少し早めに取り上げてOKと判断します。ゆっくりとゆっくりと買い場探し始めるように。強い上げはこの分だと第2四半期発表後となりそうですから。ちなみに同社は業績予想の開示をしていないから尚のことすぐに強気買い推奨が無理ということです。6/27(今期予想が中期経営計画に沿った数字なら)6/6(中小企業のAI導入を支援するビジネス開始・AIボード開発販売)6/4(EMS新工場とインド市場進出)5/31(資料から/サマリー&中期経営計画の進捗状況&今期の環境と取り組み)5/23(通期セグメント状況おさらい/優秀なコスト管理能力/2期連続最高益更新可能性大)5/9(前期はすでに業績観測記事・今期予想は非開示・中期経営計画数値目標を紹介・内心強気と判断・概況・セグメント状況・目標修正)5/5(日経新聞業績観測記事・最高益更新確実)3/31(買い推奨開始・ミタチ産業やnmsと同じEMS企業に変身成功・EMS拠点・第3四半期・概況・セグメント状況と感想・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2950~3000円(200日線回復・今期EPS250円予想しレシオ12倍)②3250~3300円(今期EPS250円予想しレシオ13倍強)③3500~3600円(今期EPS250円予想しレシオ14倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3600~3700円(今期EPS250円予想しレシオ15倍・17年高値3780円)②4000円(今期EPS250円予想しレシオ16倍)】は今期の純益を前期並みの65億円と仮定して設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①2350~2400円(今期純益65億円EPS237円予想しレシオ10倍)②2600円(今期純益65億円EPS237円予想しレシオ11倍)③2850~3000円(今期純益65億円EPS237円予想しレシオ12倍強・50週線回復・週足完全陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3000~3100円(今期純益65億円EPS237円予想しレシオ13倍)②3300円(今期純益65億円EPS237円予想しレシオ14倍)】とし、第2四半期発表を確認してから再設定することにします。SP。