2726 パルHD(東1) 2427円 -14円

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第1四半期好決算発表だったのですから、下記のカネカやコーナン商事などと同様に、ディフェンシング株として上昇してもおかしくないはずなのに、バカの一つ覚えで相変わらず指数買いや先物買いと特定株に一極集中の買いばかり。米国市場と同じで物色対象が一向に広がりません。年初来高値は1月の3565円。17年高値は3760円。年初来安値は7月の2353円。今週安値は2398円。いまだにど底値。では決算はというと、今期予想は4期ぶりの最高益更新の予想。更に先の第1四半期は前期比増益で着地して、一応、最高益更新に向けて順調なスタートに成功。なのに株価は年初来安値水準でレシオ10倍。やはり買い推奨して当然と考えます。第1四半期は売上6%増321億円、営業益4%増26.9億円、経常3%増26.6億円、純益0%減の15.5億円、一株純益70円。地味ではあるものの上々です。同社も第2四半期までは景気の踊り場を予想し低調な数字を予想。売上10%増663億円、営業益6%増38.9億円、経常3%増37.5億円、純益8%増21.3億円、一株純益96円の第2四半期予想。下期に拡大を予想し、売上8%増1335億円、営業益27%増89.9億円、経常25%増87.2億円、純益98%増49.3億円、一株純益224円の予想。確かに消費税の引き上げを控えて消費減退を心配する向きもありますが、同社は10~20代の若年層向けのファッションや雑貨などのブランド化事業を展開しています。消費税増税の影響は微小と考えて良いはずです。セグメント別の売上状況は、衣料事業が前期比8%増の238億円、雑貨事業は0.8%減の82億円。店舗状況は新規開設が30店舗、退店は16店舗で、合計店舗数は949店舗。一株純資産は1740円。配当は75円。同社も自前でEC販売の強化に取り組んでいます。今少しすればスクロールのようにその成果が出始めるでしょう。それに同社の特筆すべきはそのブランド戦略の秀逸さ。例えば3コインズ。名前の通り300円ショップ。上田市に行った時に驚きました。狭い店舗に人がいっぱい。はやっていました。さもありなん。売上は順調に拡大して前期末で181店舗で売上243億円。この分だと来年には売上300億円に到達するかもしれません。他にもカスタネやルイスなど他社と完全に差別化されたブランドを立ち上げて順調に育成しています。事業戦略文句なし。今期の最高益更新予想は十分に達成できるはずです。次回はそのブランド戦略などを紹介の予定としておきます。2600~2400円を底値と考え、このレンジは打診買い。13週線2565円回復の2550~2600円で引け始めてから本格買い開始とします。75日線回復13週線完全回復の2600円から強気買いとします。目標株価Ⅰ【短期目標①2650~2700円(レシオ12倍)②2900~3000円(レシオ13倍強)③3150~3250円(レシオ14倍強・週足完全陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3250~3350円(レシオ15倍・週足月足最後の抵抗線抜け)】とします。業績拡大を確認できれば最大目標を17年高値3760円及び15年高値4445円に向けて徐々に引き上げる方針とします。ゆっくりとゆっくりと。SP。