6789 ローランドDC(東1) 2518円 +13円

6789 ローランドDC(東1) 2518円 +13円

7月高値2691円や200日線2700円を抜くことができずにまた下落中。ただし今日の5千株の出来高が物語るように売りモノないから下値は限定的。75日線と8/27のマドの2500~2450円が下値と判断。ここは打診買い程度か様子見姿勢。25日線2550円回復から静かに買い場探し再開。先週高値2633円を抜いてから静かに本格買い再開とします。強気買いは50週線2749円回復の2750円回復からゆっくりと開始して遅くないでしょう。9/3(同社とミマキエンジは欧州が主要市場)8/9(文句なし第2四半期・概況・セグメント状況と感想・目標据置)7/26(買い推奨開始・第2四半期上方修正・第1四半期スタートダッシュ・概況・通期上方修正期待大・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①2800円(レシオ16倍)②2950~3000円(レシオ17倍)③3150~3200円(レシオ18倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3200~3400円(今期純益25億円予想しEPS200円想定のレシオ17倍・1月年初3305円)】。SP。第2四半期資料を。(1)今期方針・・・・・①今期は事業ポートフォリオの転換期、②DGSHAPE事業とリテイル事業の更なる成長を図り新たな柱に、③研究開発費の水準維持して技術開発力強化。(2)決算サマリー・・・・・①プリンター低調の影響で減収もコスト削減等で増益確保、②デジタル加工機が好調で工作機器分野は伸長、③業績は予想に対して上方修正で着地。(3)品目別売上状況・・・・・①プリンター→売上は10%減収の70億円。サイン用プリンタの減少で。UVプリンターは前期並み。②プロッタ→新製品寄与で増収。売上6.8億円。③工作機器→デジタル加工機がけん引して12%増の26億円の売上。④サプライ→溶剤インクは減少したもののUVインク増でカバーしてほぼ前期並みの68億円の売上。⑤その他→サービスパーツと保守料増加で増収。売上37億円。⑥感想→ストックビジネスのサービス部門で安定的利益確保できる強固な収益構造です。このビジネスモデルは下記のミマキエンジ以上の強固な収益構造のように思います。しかし、足取り軽いミマキエンジが先に上げているということです。次の出番に期待しましょう。(4)地域別売上・・・・・①日本→減収。売上21億円。②北米→減収ながらリテイル専任チームを結成して市場開拓を進め利益率の高いUVプリンター売上増。58億円売上。③欧州→10%増収。デジタル加工機など戦略的新製品の販売好調。売上82億円。④アジア→中国で伸び悩み。売上16億円でわずかに減収。⑤その他→デジタル加工機など増加したものの総じては減収。売上5億円減の30億円。⑥感想→減収ではあるものの、新事業の柱となる戦略製品のデジタル加工機などの売上が順調に拡大。中期的視点から考えても増収増益を息長く続けることができると考えます。またバランスの良いは地域別売上構成とも言えるでしょう。(5)今期予想・・・・・売上436億円、営業益11%減34億円、経常15%減32億円、純益14%増22億円の減益予想ではあるものの、すでに指摘の通り第3四半期で前期並み前後に追いついて、最終期で前期比増益に転換できると予想します。次回は中期経営計画に関して紹介します。