2376 サイネックス(東1) 797円 +1円
せっかくですからもう1銘柄ど閑散銘柄を紹介しておきましょう。今日の出来高は3千株。2千株のセブン工業とどっこいどっこい。積極的に買い場探しすることさえ非常に困難など閑散状態。それが4月以降延々と続いています。しかしそうは言いながらも25日線を先週から回復して一応反転のサインを点滅中。先週高値804円を抜くとミニミニボトム離脱サインが点灯に成功となります。新規もナンピンも本格的に買い場探しするには804円を抜き8/7の高値810円以上で引けることを確認してからとなります。今日の高値は803円。810円以上で引け出すと商いはど閑散のまま這うように這うように静かに戻り始めると考えます。810円から買い場探し本格化へ。また完全無欠に強気買いするにはセブン工業と同じく25週線を回復し終えることです。25週線は828円。ゆえに強気買いを開始するのは830円以上で引け出してからとします。この9月は這うように静かに静かに830円及び8月高値845円抜けに向かい、10月以降から25週線決別から強い上げサイン点灯させ始めるシナリオを有力と考えています。今日はついでにフィスコ社調査レポート(8月30日付け)が公開されているので紹介しておきます。(1)要約・・・・・①前期は、わが街事典の収益計上のずれ込みで減収減益ながら、ふるさと納税支援やeコマース支援、自治体向けクラウドサービスも順調で、わが街事典も期末にかけて遅れを挽回して、減収減益ながらも実態的に着実な成長がうかがえる1年とフィスコ社は分析しています。②地方創生の成長エンジンとしての「地方創生プラットフォーム構想」構築に引き続き注力中と。③今期は、売上に関しては前期からの期ずれ分もあるために過去最高の見通し。利益面では大規模自治体との「わが街事典」の共同発行が増加してプロダクトミックスの改善で利益率の上昇が期待できるとコメント。アプリやシステムの開発費用を吸収して増収増益を予想と。今後の成長を計る上では、自治体向けクラウドサービス拡大と収益化、「わが街集客アプリ」の契約数増加拡大、旅行業のインバウンド&アウトバウンド需要の取り組みとスーパーホテル誘致事業の進捗などに注目すべき1年とフィスコ社はコメント。私も同感です。(2)業績動向・・・・・前期の状況に関しては上記に記述済みゆえに割愛して、わが街事典などの発行契約状況を。わが街事典は前期の共同発行件数は195自治体、数字は高いものの会社想定には未達。また規模の小さい自治体が多かったとのこと。テレパル50は例年通りに1000万部の発行。また6月の時点でのわが街事典の共同発行自治体数は801に拡大したと。ふるさと納税の代行協定自治体数は3月の時点で累計99自治体と。中期的成長は順調そのもの。(3)中長期の成長戦略に関し・・・・・フィスコ社は引き続き同社への総合的評価として、『「地方創生プラットフォーム構想」を核として地域イノベーション創出とともに産業振興、公共革新などハイレベルでかつ統合的地方創生に取り組んでいると高く評価し、これらの取り組みを更に加速させるためにICTを活用したトータルプロモーションなどの新規事業もスタートさせていると。このような多面的取り組みは同社ならではとも評価。そして、同社は上場企業として株主リターンを最大化させる大きな責任感を持って企業運営にあたっていることは間違いないが同時にリターンの獲得を急ぐのではなく自治体地域経済支援を通じて自治体との強固な関係を構築したうえで着実な収益拡大をさせて行くという同社の中長期的アプローチ戦略こそ同社の成長戦略の真骨頂である。』と高く評価しています。極論すれば、フィスコ社は同社株に関して、目先の好不調の業績動向などに目をつぶり中期的成長を信じて投資しうる有望株と評価できると言っているのも同じではないかと考えます。私も同感でした。引き続き、高い評価のフィスコ社の調査レポートの内容でした。まだこのレポートは続きがありますが、続きは次回に紹介したいと思います。8/25(減益着地の第1四半期・しかしセグメント状況から業績は回復中・セグメント状況/出版&ウェブソリューション&ロジスティックス&感想・目標微修正)8/6(赤字の第1四半期・よくよく見ればまずまず・概況・セグメント状況と感想・目標据置)6/18(資料「地方創生のプラットフォームへ」解説/出版とウェブソリューションとロジスティックスの各事業説明/新たな取り組み/印象/今期予想/生産基盤・目標修正)5/12(減益の前期と回復予想の今期・概要/経営成績の概況とセグメント状況・目標修正)4/27(デジタルサイネージ事業開始)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①880~900円(50週線回復)②1000円(レシオ15倍)③1070~1100円(レシオ16倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1100~1150円(レシオ17倍)②1250~1300円(レシオ19~20倍・17年高値1298円)】。業績拡大開始を確信できれば最大目標を上場来2619円に向けて引き上げ始める方針。SP。