6440 JUKI(東1) 1326円 +5円

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第2四半期資料を。(1)上期業績推移・・・・・売上はソリューション型営業を推進してアジアを中心に顧客基盤の構築順調。しかし、生産遅延の影響が一部あり前期比10%増の増収で着地。利益面は市場攻略費用や開発費用の増加と人民元高ドル安の影響もあり経常はまだ11%減の減益。営業益は回復。ただしこの4~6月の第2四半期は文句なし。第2四半期期間の比較なら前期の売上246億円営業益14.8億円に対し、今期はそれぞれ275億円24億円。この営業益24億円は今第1四半期の営業益12億円の2倍の数字。第2四半期でⅤ字回復成功したということです。(2)セグメント・・・・・①売上→縫製&システム事業は中国においてハイエンドもミドルマーケットもともに好調。第1四半期の170億円からも前第2四半期期間の165億円からも大幅増収の177億円を記録。産業機器&システム事業も第2四半期期間売上98億円で、前第2四半期期間の80億円も今第1四半期の85億円も大幅に超過する増収に成功。ただ会社はまだこれでも不満の模様。②利益→縫製&システムは市場攻略費用や為替動向のために経常は28%減。なれど第2四半期期間4~6月は15億円の経常。第1四半期の5.5億円から約3倍に回復。前期の10.4億円からも大幅増益。産業機器&システムは利益率改善して59%増の経常。第1四半期8.2億円、第2四半期期間9.7億円で文句なし。(3)縫製&システム・・・・・工業用ミシンの売上はアジア153億円、中国76億円、日本14億円、欧州47億円、米州35億円で合計325億円。中国での売上が急増したものの米中貿易戦争で減少する可能性も。しかし、同社のこの比率を見ると、中国で減少した分はアジアや欧米で増加する(生産拠点の移転での設備投資需要で)可能性も。第3四半期に用心は必要ですが、米中貿易戦争の影響を最小限に抑制できるかもしれません。もしそうなら規模は小さくても増益を維持し続けることになれるかもしれません。(4)産業機器&システム・・・・・中国での旺盛な設備投資需要を背景に自動化装置やマウンタの受注が好調。またパーツ事業も順調に拡大。米中貿易戦争の影響を受けるとは思うものの、中国政府が補助金など国内景気の下支えを行っているから、中国市場での設備投資需要は遅れ気味にはなっても底堅い需要を続けると予想。つまり下期も好調な業績推移を維持できると考えます。(5)今通期予想・・・・・売上1040億円、営業益55億円(前期82億円)、経常50億円(前期78億円)、純益35億円(前期56億円)は、第3四半期で上方修正することになると予想。ただし前期比増益に転換するまでの上方修正ではなく減益幅が縮まった上方修正を予想。前期並みないし増益に転換するのは最終通期の時点と予想します。次回は中期経営計画に関してコメントします。8月高値1362円を抜きそう。少し早いものの1362円をこのまま抜くと考えて今日から心おきなく強気買いに転換する方針とします。まずは1600円前後への水準訂正相場を想定して。8/7(文句なし第2四半期・上方修正で着地・概況・セグメント状況と感想・目標修正)4/17(第1四半期は減益でも上方修正期待があれば)4/5(12月通期の資料/業績推移・セグメント状況・今期予想・目標修正)3/28(買い推奨開始・文句なし前期12月通期に対し大幅減益の今期予想・上方修正を予想・10%減益想定で目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①1400~1450円(レシオ12倍・週足陽転・25週線回復)②1550~1600円(レシオ13倍・50週線回復)③1700~1750円(レシオ14倍強・週足完全陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1750~1800円(今期純益45億円EPS150円予想しレシオ12倍・最後の抵抗線)②1950円(今期純益45億円EPS150円予想しレシオ13倍)③2100円(今期純益45億円EPS150円予想しレシオ14倍)】。SP。