8101 クレオス(東1) 1436円 +17円

8101 クレオス(東1) 1436円 +17円

これも閑散で買い手も不在のままゆえに、第1四半期を好決算発表で終えてもど底値のままで動きなし。第1四半期は売上6%減315億円、営業益15%増3.7億円、経常17%増4.2億円、純益34%増2.9億円、一株純益46円。上々の着地に成功しました。セグメント状況を。(1)繊維関連・・・・機能性原糸や生地の海外販売は減少。企画提案型婦人ファンデーションも低調。米国向けアパレル生地は前年並確保。レディース向けアウターOEMは好調。売上21億円減の241億円、セグメント益は1.4億円増の1.3億円。(2)工業製品関連・・・・欧米アジア向けの塗料原料は好調。中国製半導体ウェハー、国内のフィルムや機械装置増加。ホビーは前年比並。売上1億円増の73億円、セグメント益0.2億円増の3.7億円。(3)感想・・・・不安定な売上状況の中で安定して利益創出できる経営能力は立派。なれどはやり少し地味過ぎ。さすがにこれだけ地味だとすぐに上昇とも行かないはずです。ただ、この着地でわずかにながらも3月通期予想の上方修正期待は浮上。大幅増益は無理でも売上2%減1300億円、営業益4%減15億円、経常0%減15億円、純益9%増10億円、一株純益155円はわずかながも増益に上方修正することになると考えます。それに、米国が中国製品に関税率を上げたために、同社に限らず日本の繊維関連は中国製との競争力を回復して米国向けで回復するかも。ならば同社も少しはその恩恵を受けるかもしれません。配当は5円増配の40円の予定。一株純資産は2930円。ここは打診買い。同社の場合、内容も地味すぎるために200日線1630円、50週線1660円回復するまでに1~2か月かかる可能性も考えて、13週線回復の1550円からゆっくりと新規もナンピンも買い場探しをはじめ、25週線回復の1600円から本格買い開始とし、50週線回復の1650円前後抜けから強気買いとします。50週線を回復しないと完全に上げ軌道になれないと考え50週線回復から買い場探しを本格化及び強気で臨む方針でいてください。7/3(トピックス)6/7(文句なし前期と保守的今期減益予想・概況・セグメント状況・目標修正)3/5(PBRは0.6倍で潜在的レシオは12倍程度)2/8(カーボンナノチューブの「カルベール」で今後意外な材料発表も)2/3(文句なし第3四半期・概況・セグメント状況・目標修正)1/26(ダイニックと同じで順調に業態転換成功)11/17(海外事業順調拡大・半導体関連でも・通期上方修正確実視)11/7(強気推奨開始・文句なし第2四半期・概況・セグメント状況・バランスシート・繊維関連企業から変身・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①1850~1900円(レシオ12倍)②2000~2050円(レシオ13倍)③2150~2200円(レシオ14倍・17年高値2270円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2200~2300円(レシオ15倍・17年高値2270円更新)】はまだこのまま据え置きとします。引き続き上方修正や業績拡大を確認できれば最大目標を一株純資産の3000円前後に引き上げる予定とします。SP。