6317 北川鉄工(東1) 2572円 +21円

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好決算発表しても出来高無し。無いからいまだに底値圏で小動き収斂。昨日中間配当の実施を発表して20円増配を発表。中間と期末で45円で90円配当ですが、下期も好調なら更に増配も。第1四半期のセグメント状況をおさらい・・・・・(1)キタガワマテリアルテクノロジー(金属素形材事業)→建設農業関連向けは国内の建機、農機が回復した恩恵で同事業も回復、欧米市場はインフラとエネルギー関連向けに建機や小型トラクタ・エンジンが好調、アジアも農機を中心に堅調で、中国は補助金交付の遅れで農機が低迷。当事業は長い間、国内事業の低迷で不透明な状態が続いていたものの明るさが出たとの趣旨の会社のコメント。自動車用トランスミッション部品生産を中心に自動車関連、建設、農業関連ともに国内好調と。海外もメキシコ子会社の収益性維持しながら鋳造ラインを増強して新規顧客獲得を開始し、タイでも鋳造第2次ラインが完成して量産化が本格化と。満点の内容。売上9%増70億円、セグメント益22%増4.3億円。(2)キタガワサンテック(産業機械事業)→コンクリートプラント及び関連設備は改造工事やメンテナンスが好調継続。荷役機械関連も首都圏を中心に大規模建設向けに大型小型クレーン出荷好調。環境関連も廃棄物処理やバイオマスに注力。自走式立体駐車場も大型工事で売上増加。売上18%増36億円でセグメント益は13%減の3.5億円。生産効率改善の取り組みの途上。減益でもまずまずです。(3)キタガワグローバル(工作機械事業)→中国のEMS向けには不透明感が残ったものの、自動車関連設備投資向けに好調を維持。国内も半導体装置や自動車関連だけでなく幅広分野からの受注に成功。売上18%増33億円、セグメント益58%増8.5億円。文句なし。(4)感想→セグメント①②文句なし。しかも①②③ともに文句なしの高収益。コストコントロールが秀逸ということです。増収はそのまま利益のサプライズにつながると考えていて良いでしょう。ゆえに、第2四半期予想の売上15%増295億円、営業益10%増24.5億円、経常4%増27億円、純益10%増18.5億円、一株純益197円は当然大幅に増益に上方修正するでしょうし、3月通期予想の売上7%増600億円、営業益7%増48億円、経常0%増52億円、純益3%減36億円、一株純益384円も同じく上方修正すると予想します。第1四半期の営業利益率は約10%。若干利益率は四半期ごとに低下すると考えても、最低でも前期の7.8%以上となる8.5~9.0%では通期を終えると予想。ならば通期の営業益は51~54億円。会社予想の48億円から50億円以上に上方修正して着地すると予想します。ど閑散ながら25週線2700円以上で引ければ完全に強気買い。8月高値2779円抜けて50週線2825円以上で引ければ心おきなく強気買いに転換する予定とします。目標株価は再設定し、目標株価Ⅰ【短期目標①3050~3100円(レシオ8倍)②3450~3500円(レシオ9倍・1月年初3365円更新)③3800~3900円(レシオ10倍・一株純資産3800円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3900~4000円(今期純益38億円EPS400円予想のレシオ10倍)②4300~4400円(06年高値4210円更新・今期純益38億円EPS400円予想のレシオ11倍)】とします。業績好調とともに買い手が登場することを確認できればもう少し強気に修正することとします。SP。12/2(第2四半期資料/設備投資状況&金属素形材事業&工作機器事業&産業機械事業&今期の予定を受けての第2四半期&新製品・来期の増収増益を確実視・目標修正)検索チェック。