6266 タツモ(JQ) 1351円 +125円

6266 タツモ(JQ) 1351円 +125円

底離脱の陽線がやっと1本。たった1本に過ぎないからまだ打診買い。25日線1400円回復でやっとゆっくりとした本格買い開始するように。強気買いは25週線1473円回復及び75日線1506円回復の1510円以上で引けてからとします。同社株は絵に描いたように週足の移動平均線を抵抗線としています。まずは5週線1388円で約1400円、次は13週線で1473円、25週線が1557円。25週線回復して1550~1600円レンジで引ければ50週線1755円を回復して1800~2000円に向かうと考えています。言い換えると1600~1550円を抜くまでが難儀とも考えています。その1600円までどれくらいの時間を要するのか、これから確認して行くようにしましょう。今日は第2四半期資料を紹介。(1)事業概要・・・・・同社はとても珍しい会社です。下記の日本電子材料やテラプローブなどのように半導体製造工程の一部部分に専心して業績拡大しているわけではありません。半導体や液晶の製造装置をプロセス機器部門と称して、搬送装置から製造装置、洗浄装置、コーターまで幅広い分野で製品を開発し提供し、更にその後の工程に至る表面処理用機器や金属樹脂成形事業までも展開しています。これだけ広い領域を事業区分にしている企業は中堅以下では珍しいと思います。しかもその製品群がそれぞれ一定の競争力をしっかりと保持しています。この総合力の高さは驚きと言っていいかもしれません。また総合に限らず、薄膜塗布技術は世界トップ技術を有して成膜プロセス用のカラーフィルター製造装置は世界シェアナンバー1を誇っています。(2)決算概要・・・・・売上は17%増の85億円ながら営業益は0.5億円減の7.2億円、経常2.7億円減の6.9億円、純益2.4億円減の5.7億円と減益で着地。やはり同社もこの4~6月期業績が減速しています。第1四半期は売上47億円で純益4.2億円と絶好調のスタートを見せたものの、第2四半期期間は売上37億円で純益1.4億円と17年以降の四半期比較で最低の数字です。売上も大きく減速しています。では悲観すべきかというとその心配もないでしょう。同社も第2四半期減速した理由は、売上計上に至る時間が長引いているために期ずれしている可能性。なぜそういえるかというと受注残です。受注高と受注残高の推移を見ると、第2四半期期間(4~6月)の受注高は64億円。2015年以降の四半期比較の中で最高額の受注高を獲得しています。それまでの愛好は17年度第3四半期期間の51億円ですからいかに大きな受注額なのかが理解できると思います。更にこの受注獲得で受注残高はこれも15年以降最高額の138億円に拡大して第2四半期を終えています。この受注残高から考えても、第2四半期が減益でも、四半期ごとに徐々に売上計上となり、同社も最終四半期では会社の想定の売上204億円、営業益15%増19.2億円、経常1%増19.1億円、純益11%増17.5億円、一株純益154円を確実に達成できるはずです。第2四半期の売上85億円と受注残高の138億円を足すとすでに会社の今期売上予想204億円をはるかにオーバーする223億円になるのですから。この受注残高からしても同じく高水準の受注残高を抱えるTスマートとともに強気で買い進むことができると考えます。8/17(第2四半期上方修正・通期据置・減益でも上々の第2四半期・高水準受注残・概況・セグメント状況と感想・目標修正)8/3(第2四半期上方修正・減益の理由は製品売上計上時期は期ずれ・目標据置)6/22(目標微修正)6/6(上々の第1四半期スタート・減益予想の第2四半期に対し上方修正期待浮上・概況・セグメント状況と感想・目標修正)4/11(12月通期資料/受注高と受注残&小さいながらも文句のない生産拠点と製品群)4/10(12月通期セグメント状況と感想・上方修正を予想)4/9(規模は小さくても液晶フィルター用の塗布装置で世界トップ企業)3/26(買い推奨再開・今期も増収増益予想・12月経営成績に関しての概況/セグメント状況・目標設定)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1600~1650円(10倍強)②1850円(レシオ12倍)③2000円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2000~2050円(レシオ13倍強)②2150~2200円(レシオ14倍・1月年初高値2188円)】。中期的業績拡大を確信すれば再設定する予定。SP。