3321 ミタチ産業(東1) 873円 +29円
ボトムは一旦7月に離脱済みですから次のサインは再騰サイン。そのサインは25日線回復の900円回復で点灯します。900円回復から再び静かな強気買いを再開するように。それまではまだ打診買いで。同社の創業が名古屋であることからもわかるように、同社のこれまでの成長を支えた二大分野は自動車とパチンコでした。その2つの分野のうち、ご存知のようにパチンコ市場の縮小でパチンコ関連の売上は減少の一途です。しかしかわりに自動車の電装化などを背景にして自動車関連の売上規模は拡大の一途。パチンコの縮小分を埋めて余りある成長拡大を続けています。前期における分野別売上はアミューズメント(パチンコ関連)は全体の10%の43億円で、自動車関連は42.2%の178億円。またパチンコに替り新たな分野として産業機器分野が18.6%で売上78億円に拡大中です。また品目別の売上を見て見ると、半導体関連が156億円で全体の37%、次がユニットアセンブリで152億円で36%です。次が電子部品の80億円、19%。注目はnmsと同じくこのユニットアセンブリ。言うまでもなくEMS事業です。同社はエレクトロニクス商社ですが、シークスや加賀電子と同様に電子商社からEMS事業に進出して製販一体の新たなビジネスモデルの企業体に変身しようとしています。そしてその変身は順調です。前期を見ると国内事業はEMS事業がけん引して前期のセグメント益は41%増の14.7億円です、売上は281億円ですから、電子部品商社でありながら5%以上のセグメント利益率は立派です。そしてこの国内事業の第3四半期と第4四半期を比較すると、第3四半期期間(12~2月)のセグメント利益は3.3億円です。第4四半期期間(3~5月)は3.8億円です。国内事業は安定したEMS事業とコスト管理能力のおかげで3か月で3.5億円前後からうまく行くと今後4億円前後のセグメント利益を稼ぐことができるようになれたと判断して良いはずです。ならば今期の国内事業のセグメント利益合計は14~16億円となります。これに対して海外事業は、第3四半期期間のセグメント利益は0.5億円で、第4四半期期間のセグメント利益はほぼゼロのトントン。期末で4.7億円のセグメント利益を稼いではいるものの四半期安定して利益を稼ぎだせていないということです。この不安定さのための同社は今期の営業益を25%減の10.5億円にしたのだと思います。どういうことかというと同社の全社費用は約5億円かかります。上記の通り国内事業のセグメント利益を14~16億円から約5億円の全社費用を引くと今期の営業益は11億円前後となります。つまり、最終期末の3~5月に海外事業のセグメント利益がゼロであるために、今期の海外事業の利益をゼロと仮定して今期予想を算定したということです。では本当にゼロかというと、そんなことはないはずです。同社は利益が出ない四半期はあっても赤字にすることはしません。ゆえに、前期並みのセグメント利益4億円前後を稼ぐことは可能と思います。ただし同社もエノモトなど同じで多分スマホ新機種販売開始の秋以降の第2四半期か第3四半期から海外事業でのカメラモジュールEMS(スマホ向け)が回復して業績回復すると考えます。ならば国内事業の通期セグメント利益14~16億円と海外事業セグメント利益4億円と仮定して合計は18~20億円。そこから全社費用5億円を引くと、今期の営業益は13~15億円。会社予想の10.5億円から上方修正することになる(第2四半期以降に)とともに前期最高益の14億円を更新し2期連続の最高益更新の可能性もまだ十分にあることなります。それを念頭にまずは週足陽転の1250円前後に水準訂正相場と割り切り13週線935円を回復し切れば新規もナンピンも強気買いで対応し始めてください。7/23(通期資料/減益予想の理由無し&安定的収益性の国内事業&バランスの良い製品分野・上方修正可能性やはり大)7/18(アミューズメント関連EMS回復して秋以降上方修正の可能性を予想・目標微修正)7/16(中期経営計画の数値目標に忠実に今期予想を算定しただけ)7/6(前期文句なしで今期減益予想・概況・セグメント状況・感想・売掛金から第1四半期好スタート可能性大・一旦弱めに目標修正)7/4(野村証券は保有株7.2%&三菱UFJは保有株5.0%と大株主報告書で公表)6/29(買い残減少中・シコリは1400~1600円で道中真空かも)6/26(新株予約権下限行使1044円割れは下げ過ぎ)6/13(深押しで目標修正)6/5(同社の強みと新株予約権資金活用先)5/18(新株予約権行使状況・買い残急増)5/8(目標微修正)4/17(nms同様にEMS企業に変身成功し進化中・新株予約権大量行使で種株仕込み完了のはず)4/9(歴史的な買い場となるかも・買い残に関して・目標修正)3/31(文句なし第3四半期・5月通期更に上方修正期待が浮上・概況&セグメント状況・目標修正)3/5(買い推奨再開・5月通期上方修正・上方修正理由・目標再設定)10/4(すべての目標達成で売り場探し)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1050~1100円(新株予約権行使された価格1077円・13週線回復・日足完全陽転・一株純資産約1060円)②1200~1250円(レシオ12倍強)③1350~1400円(レシオ13倍強・200日線50週線回復・週足陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1400~1500円(レシオ14倍強・4/2大商い高値1483円・今期EPS前期並み125円想定しレシオ12倍)②1600~1620円(今期EPS前期並み125円予想しレシオ13倍)③1700~1750円(今期EPS前期並み125円予想しレシオ14倍)】。第1四半期以降確認し最高益連続更新確実と判断すれば最大目標を18年上場来2195円に向けて引き上げる予定とします。SP。