6616 TOREX(東1) 1595円 -17円
8/17の1700円から短期筋の見切り売りで下落中。いっそのこと8/13のマド1550円前後まで下げてくれれば心おきなく強気買いできるというもの。もし1550円前後に押すようなら強気買いで対応とします。再騰のサインは先週の寄り値1620円以上で引け出すこととし、1620円からも強気買いとします。第1四半期の資料があるので。(1)第1四半期まとめ・・・・・①フェニテックは前年度に引き続き販売好調。②トレックスは民生品分野の販売低調。スマホ関連が低調なのだと思います。③トレックスは産業分野、フェニテックは車載分野が好調・・・とコメント。(2)第1四半期業績・・・・・売上は5億円増の62億円。好調な主因はフェニテックが増収になっているから。5億円の増収はそのままフェニテックの増収にイコール。アジアでの販売が好調で車載関連が更に好調。営業益も同じくフェニテックがけん引。トレックスの営業益は前期の1.5億円から1.8億円に拡大したに過ぎないものの、フェニテックは前期の3億円から4.8億円に拡大。稼働率の上昇と生産性の向上で増益に。純益は2.3億円の為替差益も発生して第1四半期純益は前期の2.3→4.9億円に。文句なし。(3)今期業績予想・・・・・売上263億円、営業益20億円、経常22.3億円、純益12.9億円、一株純益119円に上方修正。売上は前期比で9%増となる理由を会社は、車載と産業機器製品における電源ICの供給シェア拡大に増収と生産効率向上でディスクリートの販売増のためと解説。営業益に関しては、フェニテック本社工場と第1工場の統合のための設備投資と経費増加、また材料費用のコスト増で前期の22億円から20億円に減益になる予想とコメント。しかし、一時的に減益にはなるものの経営効率や生産性効率を高めるために必要不可欠な工場統合費用であるから、統合後に高い収益性を確保する予定ともコメント。来期は業績拡大するということです。しかし多分同社もエノモトや鈴木、Tスマート、あるいはテラプローブと同じでしょう。これらの企業は公募増資や新株予約権、あるいは借入資金を活用して大規模設備投資の最中。判で押したようにこれらの企業は来期からの業績拡大を予定しているはずです。そして同社も同じ。しかし、同社も含めてこれらの企業は、来期を待たずとも今下期あたりから業績拡大の兆候が出始めると予定しています。第3四半期以降に上方修正して最終的には同社も前期比増益に転換して営業益も連続最高益(経常は上方修正ですでに最高益更新確定)更新となれるでしょう。1550円前後と1620円回復でともに強気買いする方針で。電源IC分野で世界的な企業に大きく成長すると予想します。8/17(文句なし第1四半期・第2四半期上方修正・概況・セグメント状況・目標再設定)5/15(通期予想・押し目で買い推奨予定)2/14(買い推奨再開・第3四半期・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①1750円(レシオ15倍)②1900円(レシオ16倍)③2000~2050円(レシオ17倍・17年高値2150円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2050~2100円(今期純益15億円EPS138円予想しレシオ15倍)②2200円(今期純益15億円EPS138円予想しレシオ16倍)③2350~2400円(今期純益15億円EPS138円予想しレシオ17倍)】は電源IC分野で世界的な企業に成長する可能性を考え少し修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1750~1800円(レシオ15倍)②1900~1950円(レシオ16倍強)③2050~2100円(レシオ17倍強17年高値2150円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2100~2200円(今期純益15億円EPS138円予想しレシオ16倍)②2350円(今期純益15億円EPS138円予想しレシオ17倍)③2500円(今期純益15億円EPS138円予想しレシオ18倍)】とします。SP。ちなみに15日にいちよし証券がレーティングを「B」から「A」に引き上げて目標株価を1800円→2000円に引き上げていました。