8940 インテリックス(東1) 826円 +8円
25日線850円回復して8/7高値862円以上で引けてから新規もナンピンも本格買いすべきでしょう。それまでは下値固めの小動き収れんと考え、一旦は強気買いしても本格買い開始は862円抜けから開始するように。動きがなく閑散ゆえに今コメントしてもあまり意味がないものの、他の進んでコメントしたいことも少ないから今日紹介しておきます。フィスコ社のレポートです。大体、内容に関しては私が指摘した点と同じような感じがします。フィスコ社のレポートでも目に見えて業績回復が期待できるのは下期からとしていました。一つはアセットシェアリング商品の売上利益の計上予定が下期に偏重しているからと、リノヴェックスマンションの収益拡大も下期からを予定しているからとコメントしたありました。また、フィスコ社はリノヴェックスマンション事業は収益性改善から3期ぶりの増益を目指すとコメントしています。私はなぜ、スターマイカとこれほど利益率が違うのか不思議でなりませんでしたが、このフィスコ社のレポートを読んで少し合点が行きました。手持ちしていた保有物件は購入時の価格が高く、利益の出ない案件をいつまでも保有していたので低い利益率に甘んじなければならなかったようです。しかし、フィスコ社もまた同社自身も、前期の段階で手持ちの不採算の長期滞留物件の処理が一巡したとして、今期から徐々にリノヴェックスマンション事業の利益率が上昇する予定としています。この点に関してフィスコ社レポートはこうコメントしていました。『・・・・リノヴェックスマンションは首都圏の落ち込みを地方拠点の伸びでカバーして前期比0.3%減の342億円程度で、アセットシェアリングは新商品の組成販売を拡大して64.5%増の35億円に続伸の予定・・・・利益面では業容拡大のために広告宣伝費や人件費は増加するものの、長期滞留物件が前期で処理が一巡したためにリノヴェックスマンションの利益率が上昇し始めるためにコスト増でも増益を確保要因になる・・・・ただ、半期ベースで見ると業績回復は下期以降の予定で、理由はリノヴェックスマンションの販売件数は上期は前期を下回る予定で、拡大し始めるのは下期からのためで、またアセットシェアリングも下期に利益計上の予定・・・』とコメントしていました。また今期の計画達成のための課題の一つは、リノヴェックスマンションの仕入件数を第3四半期までにどれだけ拡大拡充させることができるかにも注目すべきとコメントしています。ちなみにその仕入の状況を見ると、前期は1229件・209億円の仕入を行いました。前々期は1465件で245億円の仕入ですから30億円ちょい仕入が減少していることになります。ただ、私はあまり悲観はしていません。同社はあまりコストコントロールがうまくありません。質より量とばかりに利益の出ない案件を仕入されるより、利益のできる案件を厳選して仕入してもらった方がよほどにマシです。ワールドHDのように。下手に量を求めて仕入を行うとムゲンEのように大幅な下方修正をすることにもなりかねませんから。徐々に積み上げて行けば良しで、その方が同社にはベストと考えます。またフィスコ社は長期滞留物件(不採算物件)の整理後の状況をこうコメントしていました。長期滞留物件の整理のために販売価格を引き下げて売却促進したために、売上総利益率は11.5%から11.2%に4期連続で低下したと。ただし、前期の第3四半期でほぼ一掃後の第4四半期期間には、第3四半期の10.7%から12.5%に大きく収益が改善したと。売上総利益率を会社は前期の13.1%から14.1%に改善する予定とのこと。しかし、コスト増を抑制することで更に利益率が向上する可能性もあります。それに成功するなら上方修正期待浮上となるということなります。PBRが0.7倍でレシオは8.4倍。1000~1100円(一株純資産)に水準訂正して当然と考え、865円以上で引ければ1000~1100円に水準訂正相場スタートと割り切り、新規もナンピンも本格買いとともに強気買い開始とします。8/8(全国年間買取再版販売戸数ランキングで同社は3位にランクアップ)8/7(不動産仕入コスト上昇で採算性重視のビジネスモデルに)7/17(日本もこれから中古住宅市場がメイン市場に)7/16(資料内容/コスト管理能力の向上が最大の課題/成長戦略は文句なし)7/12(減益着地の前期・回復予想の今期予想・概況・セグメント状況・今期再び営業益20億円乗せに挑戦を予想・目標修正)6/16(スターマイカ業績観測記事・首都圏中古マンション需要堅調)6/9(アセットシェアリング京町家第2期募集開始・アセットシェアリング北千住駅前第3期募集開始・アセットシェアリング順調)5/22(クラウドファンディングで京町家再生の記事・アセットシェアリング事業の急成長の予感)4/16(俵屋旅館に代表される京町家の魅力と価値)4/11(来月にはアセットシェアリング京町家完売し第2弾の販売予告も・来期増収増益を確実視)4/9(第4にアセットシェアリング北千住駅&京町家と1棟建ビルの売上計上で通期は会社想定か上方修正のいずれかの可能性)4/6(減益でも満点の第3四半期・上方修正期待を確認・概況/セグメント状況/通期営業益23~20億円を予想・アセットシェアリング事業絶好調でビジネスモデル転換の可能性・目標修正)4/4(アセットシェアリング京町家再生Ⅰ募集開始・今期上方修正要因)3/29(好決算発表したスターマイカと比較・成長の伸びしろは同社の方が上)3/28(アセットシェアリング順調/北千住は第1完売し第2期販売/&アセットシェアリング京町家プロジェクト始動・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1100~1150円(週足陽転と雲上限・一株純資産1133円・レシオ12倍)②1250~1270円(レシオ13倍)③1350~1400円(レシオ14倍・1月年初1346円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1400~1430円(今期EPS110円想定しレシオ13倍・14年高値1408円)】。四半期確認しながら徐々に強気に再設定して行く予定。SP。