6785 鈴木(東1) 737円 -4円

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6月通期の資料の開示は今月末あたりと思いますから、資料等の解説などは早くて来週。しばらくお待ちください。前期に関しては会社予想を上回り着地したのですから文句なしでしかも10期ぶりの最高益更新に大成功でした。今期も連続最高益更新予想の発表を期待したものの、ワールドHDやエノモトと同じく堅実経営の権化のような会社ゆえに保守的予想で減益の予想。しかし、どう考えても今期が減益になるとは考えられません。それは同社の製品群の需要からです。同社もエノモトなどと同じように電子部品の企業です。エノモトに関してはフィスコ社のレポートを解説して、リードフレームやコネクタ部品の需要は中期的にも拡大するのはほぼ必定と言いました。同社の製品群とて同じです。前期の金型事業は売上4%増の16億円でセグメント益18%減の3億円。金型市場は競争が激しく売上確保とともに高い利益率を確保することが一層困難なはずなのに、同社のセグメント利益率は19%にも及ぶ高収益。これは競争力の高さの表れです。微細化技術や一貫生産体制などを強みに高い競争力を保持していることになります。ただ、やはりそれでも景気動向に左右はされるから、現時点で金型事業が前期比で必ず増収増益になると断言することはできません。しかし、前期堅調だった自動車電装品向け金型は今期も好調のはずですから、前期並みのセグメント益3億円前後を今期も稼ぎだすことができるはずです。そして同社の主力の部品事業。電子部品コネクトと自動車電装品コネクタが主力。意外にもスマホ向けのコネクタは前期も絶好調。当然自動車電装品向けコネクタも絶好調です。第1四半期はスマホの新機種発売の端境期にあたるものの、同社も第2四半期以降にはスマホ向けも大きく復調して前期比以上の好調さを保持するはず。更には自動車電装品向けコネクタは今期も堅調のはずですから、部品事業は増収増益になるはずです。この金型と部品の2事業で今期の増収増益を十分に予想できるのですすが、更にとどめの一撃が控えています。機械器具事業です。前期は車載関連と医療関連の各種自動機器の受注が堅調。得意先の増設計画に沿って旺盛な受注を獲得することに成功したとコメントしていました。更に、医療器具も堅調に推移と。売上は43億円でセグメント益5.6億円と部品事業に続く収益貢献事業に成長拡大しています。同社のこの自動機器関連製品の強みも部品やコネクタ同様に微細化技術です。蓄積した微細化技術をコア技術にして有望製品を開発して市場投入。そのためにやはり高い利益率を確保しています。地味ながら驚異的です。サプライズ決算で急騰して年初来高値を一気に更新したキョウデン以上の内容の良さと私には思えます。キョウデン以上の高収益構造を誇る同社でありながら、市場の反応は年初来安値を更新。反応が間違いと断じて良いと考えます。また同社のその微細化技術を活かして長野に医療機器部品の新工場を建設中です。来春に本格稼働の予定とのこと。ならばギリギリの今期業績寄与することが可能となります。ならば、機械器具事業の今期は大幅に近い増収増益になる可能性が大。この3点をして考えても、同社が今期減益になる理由は希薄であるはずと強く判断して良いはずです。自己資本比率は66%で一株純資産は1093円。どう考えても私には1000円を割る込むことも、またそれが常態化することも論外だと断じて良いと考えます。ゆえにここは新規もナンピンも一旦は強気買い。フェローテックやエノモトなどと同じように、あとあとこの時が歴史的買い場だったと認識することになれると思って。本格買いは同社も急落の大商い時高値(8/13)793円以上の800円で引け始めてから行うように。800円以上で引け出すと這うようにゆっくりとゆっくりと水準訂正して行くと考えます。そして9月以降に13週線回復の8月高値951円を抜けば50週線1100円前後に一気に水準訂正するものと予想します。高値更新への扉は同社も次の決算発表を確認してから開くものと予想して、まずは一株純資産1100円前後への水準訂正と割り切って800円から新規もナンピンも本格買いとともに強気買い開始するものとします。ちなみに同社もnmsやエノモトと同じです。何が同じかと言えば、これから新規事業としてEV電池部品に参入します。エノモトは燃料電池セパレータを開発し実用化に向けての動きで、nmsは燃料電池の電源開発。同社もEV電池の部品生産を開始。説明会や資料で解説してくれるはずです。8/10(10期ぶり最高益更新の前期と保守的予想の今期・減益予想なのに成長拡大に向け力強いコメントが記載/経営成績に関する説明&セグメント状況と感想&今期の見通し・2期連続最高益更新の可能性大・目標修正)7/18(今6月期予想は)7/9(2円増配)7/5(大和投信と大和証券持ち株比率減少・ETF解約売りと推測)6/26(イリソ電子目標株価7700円・イリソ電子と同じ車載コネクタ関連)6/14(自動車向け製品の比率高く安定的成長可能なはず・19年6月期も増収増益予想発表の可能性)5/29(新株予約権転換行使終了)5/24(買い残・新株予約権行使状況・第3四半期おさらい/生産効率化と高品質化へ地道な取り組み/営業利益率約9%・セグメント状況と財務内容)5/18(新株予約権行使状況)5/14(文句なし第3四半期・上方修正を確実視・概況・セグメント状況・目標修正)4/27(新株予約権大量行使)4/25(下落時に買い残急増)4/13(成長原資確保して業績拡大期待大)4/11(エノモトやTスマートと同じく・新株予約権下限行使価格943円に向け下落・文句なしの第2四半期資料解説/損益状況・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1070~1100円(50週線回復・一株純資産回復・レシオ15倍)②1200~1220円(レシオ17倍)③1300~1350円(レシオ18倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1350円(今期EPS前期並み90円予想しレシオ15倍)②1450円(今期EPS前期並み90円予想しレシオ16倍・3月上場来1428円)③1530~1550円(今期EPS前期並み90円予想しレシオ17倍)】。2期連続最高益更新を確信できれば強気に再設定します。SP。