9268 オプティマス(東2) 2132円 +72円
12月に上場したばかりの会社です。ニュージーランドなどを中心に中古車輸出などを行う自動車関連のサービス会社です。自動車関連サービス企業としてプロトコーポ、日産東京HDとともに、今日から買い推奨を開始します。まず先の第1四半期は売上73億円、営業益4.1億円、経常4.2億円、純益2.8億円、一株純益53円で着地しました。上場したばかりゆえに前期比の記載はないものの、3月通期予想の売上11%増291億円、営業益31%増15.8億円、経常21%増16.1億円、純益13%増10.2億円、一株純益192円の予想に対して、十分な進捗である点から考えると前期比増収増益だったと考えて良いでしょう。また上方修正期待の浮上には至っていないものの、3月通期予想の達成を確実視できる数字で第1四半期を終えることに成功したと判断します。ちなみに先週末に固定資産譲渡で特益計上して純益だけ上方修正。営業益15.8億円、経常16.1億円そのままに通期純益のみ10.2→15.4億円、一株純益192円→290円に修正しました。一株純資産は約1800円。配当は未定(前期は26円ですが、中間と期末で26円を配当することになると52円かそれ以上の配当になると予想)。(1)経営成績に関する説明を読むと・・・・・同社の中古車輸出先であるニュージーランド経済は主要輸出品の乳製品価格の安定的推移などで一定の成長を維持とコメントし、低価格帯の中古車輸出を減少させたために1台当たりの販売単価は上昇と。また2月に日本発の自動車運搬船にカメムシが発見されて荷揚げが制限されていたものの、制限解消から車両の荷揚げが進んだと。販売台数は8975台。(2)セグメント状況は・・・・・①貿易→中古車の販売単価は上昇したものの、ディーラーの購買意欲が完全に回復はまだしていないために、売上34億円、セグメント赤字0.3億円。②物流→カメムシの問題の解消で売上13億円、セグメント益2.7億円。③サービス→中古車輸出パッケージサービス「スマートバイ」や自動車ローンが好調で売上17億円、セグメント益0.2億円。④検査→ニュージーランド向けバイオ検査は27672件で売上8億円でセグメント益1.2億円。⑤感想→中古車輸出をメインとしながら付帯するサービス部門で利益を稼ぎだす特異なビジネスモデルのようにも思います。景気動向の影響を受けずらいビジネスモデルと考えると高く評価できると判断します。今週の陽線で2000円の25週線決別して、完全にボトム離脱と上げサイン点灯したと考えて、週明けから静かに強気買いとします。目標株価Ⅰ【短期目標①2300円(上方修正前EPS192円でレシオ12倍)②2500円(上方修正前EPS192円でレシオ13倍)③2700円(上方修正前EPS192円でレシオ14倍・1月年初来高値2730円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2700~2900円(レシオ10倍・17年上場時高値3100円)】とします。第2四半期確認して再設定する方針とします。SP。