6928 エノモト(東2) 1107円 0円
7月中旬に公開されたフィスコ社の企業調査レポートを。(1)要約(会社紹介)・・・・・同社は家電、自動車、IT機器などに使用される半導体パッケージメーカー向けにリードフレームやコネクタ、インサートモールドなどの精密部品を開発製造販売する会社で、高度な金型プレス技術と樹脂成形技術を有し、微細加工の精密プレスに強みのある会社と紹介。日本・中国・フィリピンの3極体制を事業展開して、どの拠点でも高品質な製品を生産供給できる強みも持つと紹介。またそのほかの強みとしては、同社の供給するリードフレームはどの用途仕様にも対応する柔軟性あるノウハウと技術を持ち、自動車部品メーカーや照明機器メーカーとコラボする製品も多数有していると。更に、耐久性などのメーカーからの高い要求に対して顧客最適な仕様を提案して供給する顧客満足度の高さも有す。現在、コネクタやコンタクトピンなどは極小化が求められているが同社は狭ピッチコネクタを供給して、また一体成形も提供していると。(2)要約(今期予想)・・・・・前期の好決算に関しては、自動車向けやIoTセンサー関連の備品需要が旺盛で、更に生産工程の自動化効率化進展で製造コスト低減したためと紹介し、それを踏まえて今期の会社予想を保守的と。特に売上は減少の予想で今期予想を会社は発表しているかが、同社の場合は確実に見込める需要しか業績予想に織り込んでいないとコメントしていますから、このフィスコ社の言を借りれば、この会社予想は今期最低限の目標とも言い換えることが可能だと思います。(3)要約(成長性)・・・・・ICトランジスタ用リードフレーム市場はIoT技術拡張や自動運転支援システムの普及で中期的拡大が見込める市場(製品)。オプト用リードフレーム市場も20年東京オリンピックに向けてインフラ投資を背景にして車載用コネクタ部品の増加から順調に市場が拡大が期待できるとコメント。ゆえに同社の成長余地は将来に向かって広がっていくと期待されるとフィスコはコメントしています。また固体高分子形燃料電池用新型セパレータの開発を進めており、20年の実用化に向けて、セパレータの小型化・低価格化の実現で燃料電池を一般消費者が利用しやするする目的で鋭意開発を続けていると。もしこれが実用化されれば燃料電池車だけでなく、家庭用の燃料電池など幅広い用途に使用されることが期待できと結んでいます。同社のこのセパレータは、一般家庭で燃料を貯めて自由に使用できるようになるために社会の仕組みを大きく変える画期的な製品になる可能性があるということです。(4)キーポイント・・・・・①高度な金型技術と樹脂成形技術を背景にして多くの強みを有する企業。②今期予想は保守的な前提で上方修正の余地あり。③既存製品群の好環境、燃料電池関連技術開発で中長期成長が期待(今もこれからも業績拡大が期待できるということ)。(5)感想・・・・・フィスコ社の高い評価は心強いばかりです。なれど買い手まだまだ不在で株価は下値に沈んだまま。しかしレシオが5.8倍でPBRが0.5倍ですから、日足の陽線連続すれば大商いの7/30の1245~1295円に急反転すると予想しています。来週以降の陽線連続に注目していてください。1150~1200円回復すれば7/30高値1295円抜けに挑戦開始。1300円で引けると7月マド25週線の1500円前後へ戻すものと考えています。ここは歴史的買い場かもしれませんから、来週は新規もナンピンも一旦強気買いを。7/28(減益着地の第1四半期・ほぼ会社の想定通り・期連れも減益の要因・概況・セグメント状況・目標据置)7/13(リードフレーム最大手三井ハイテック目標株価は買いで2600円・2000年高値4175円を目指すを予想)6/27(前期加賀電子同様に今期最高益更新で上場来高値を更新へ・通期資料/概況&経常状況概況&売上と利益推移&製品別業績概況&製品別見通し&新規事業/安定した製品受注とコスト削減努力継続で今期更に収益性向上確実視)6/21(堅実経営で100年企業へ・18期ぶりの最高益更新予想で更に省人化効率化で収益向上へ・2000年高値4175円更新へ・固定高分子形燃料電池用新型セパレータ開発して同社も完全固体燃料関連株)6/20(1410~1221円で32.2万株出来高蓄積・大和住銀投信投資顧問が新たな大株主登場)6/13(買い残整理すでに完了・ずーと実質無借金で堅実経営・本来なら増資の必要もなし・第1四半期は好スタート可能性大・今後の見通し再紹介・将来的に株価は2倍にも・深押しで目標修正)6/7(リードフレーム需要は底堅い模様)5/24(大和証券投信の持ち株1%低下に関して)5/23(通期決算おさらい/経営成績の概況&着実に利益率上昇中/セグメント/今後の見通し&売掛金から第1四半期スタートダッシュ成功の可能性/実質無借金好財務)5/10(文句なし通期・18期ぶり最高益更新の今期予想・セグメント状況・目標修正・公募増資価格1753円を上回り息の長い上げ開始)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1750~1800円(公募増資価格1753円・50週線回復・週足陽転)②1950~2000円(レシオ10倍強・週足完全陽転)③2150~2200円(17年高値2161円・レシオ11倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2200~2300円(レシオ12倍)②2450~2500円(レシオ13倍)③2650~2700円(レシオ14倍・07年高値2700円)】。上方修正期待の浮上や修正発表そのもので強気に再設定する予定。SP。