6254 野村マイクロ(JQ) 878円 +21円
半導体向けの超純水装置の開発製造大手企業。同社も明白に半導体関連株。第1四半期は低調は低調なりにまずまずのスタートに成功しています。売上63%増59億円、営業益4.5倍の1.3億円、経常6.3倍の2.3億円、純益8.7倍の1.7億円、一株純益19円。低調なりに上々の数字でした。この数字で、第2四半期予想の売上44%増105億円、営業益33%増1.5億円、経常30%増1.6億円、純益28%増1億円、一株純益11円の上方修正期待が浮上しました。その浮上で、今期予想売上6%増229億円、営業益8%減11.3億円、経常1%増11.5億円、純益21%減7.8億円、一株純益86円の達成を現実視して良いと考えます。第2四半期上方修正期待が浮上したのですから通期の上方修正期待も浮上と考えたいところなれど、同社は収益性にムラがあります。収益構造を盤上に構築し切れていないということです。ただし、同社も生産性効率化などを行い収益性向上への取り組みは続けていますから、その効果がいつ表面化するかどうかです。ゆえにそのムラのためにまだ通期の上方修正期待浮上とまでは言えないということになります。しかしもし第2四半期で大きく上方修正することになると収益性が向上し始めた、あるいは安定化し始めたと判断してその時点で通期の上方修正期待とともに前期比増益転換を現実視して良いと予想します。一株純資産は951円。配当は20円の予定。経営成績に関する説明を読むと、海外での半導体や液晶関連企業向けに積極的な営業活動を行い、国内も製薬・半導体関連企業向けに受注獲得努力を進めていると。また中国市場での受注獲得にも乗り出したと。第1四半期での売上は韓国、中国、台湾の半導体や液晶メーカーから受注した水処理装置の工事が進捗し売上好調。メンテナンスや消耗品の販売も韓国で好調。その他の事業でも台湾で配管材料の受注を獲得したとのこと。前期の営業益12.4億円、経常11.3億円、純益10億円、一株純益111円に対して大幅上方修正するかどうかは不明なれど、今期予想の達成を現実視できると判断して新規もナンピンも強気での買い推奨再開します。ただしまだ打診買い。75日線914円以上の925円以上で引けるか、今週高値948円を抜いてから強気買い本格買い。950円抜けがボトム離脱&上げサイン点灯ですから。目標は、目標株価Ⅰ【短期目標①1020~1050円(50週線回復・レシオ12倍)②1120~1150円(レシオ13倍強)③1300円(レシオ15倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1300円(レシオ15倍)②1400円(レシオ16倍強・1月年初来高値1427円)】とし、第2四半期確認して再設定する方針とします。もし通期の上方修正期待が浮上するようなら1500円以上に最大目標を引き上げるつもりです。SP。3/15(目標修正)3/12(売掛金72億円から考えても上方修正可能性大・第2四半期資料/サービス部門拡大で安定した収益構造に転換成功&中国での売上比率上昇&高水準受注残&事業領域拡大取り組み紹介)3/5(推奨再開・第3四半期・第3四半期・概況・目標設定)。