4249 森六(東1) 2943円 -9円
第1四半期は売上480億円、営業益28.4億円、経常31.4億円、純益22.7億円、一株純益137円で着地しました。スタートダッシュに成功したと考えて良いでしょう。前期比の比較がないのは前期は財務諸表の作成がないから。第2四半期予想の開示はないものの、通期予想の売上1%減1800億円、営業益7%減87億円、経常10%減83億円、純益11%減60億円、一株純益362円の減収減益予想は増収に転換するかどうかはまだ微妙なものの、増益転換に上方修正することを確実視してよいと判断します。化学品などの卸商社でもあるために製造業のように安定化した営業利益率を四半期で継続することは困難かもしれませんが、第1四半期営業利益率は5.8%。今後コスト増で低下すると考えて5.5%営業利益率で通期を勘定し直すと99億円。5%営業利益率で90億円。今期は最低でも90~100億円で着地すると考えます。多分前期の営業益94億円を更新する95~100億円で着地すると予想します。まずは前期比並の利益水準に第2四半期発表で上方修正することになるとも予想します。一株純資産は4014円(自己株除外)。配当は90円予定。セグメント状況は・・・・・①樹脂加工製品事業(森六テクノロジー)→アジアでの自動車販売好調や国内の回復の動きを受けて受注も販売も順調に拡大。米国は現在生産性の向上の取り組みを全社挙げて取り組んでいる最中。売上310億円、営業益24.7億円。営業利益率10%まであと一歩。文句なし。②ケミカルズ事業(森六ケミカルズ)→中国での日系自動車メーカーの好調さやタイでの自動車販売台数の好調さを受けて、自動車原材料の売上伸長。売上169億円、営業益3.3億円。まずまず。③感想→十分に合格点のセグメント内容です。ボトム離脱したものの上げサインがまだゆえに打診買い。強気買いを13週線及び75日線回復となる3050円以上で引けるか、今週高値3095円抜けるかのいずれかで実施とします。7/2(目標修正)6/21(目標修正)6/11(資料/ハイライト&地域別&設備投資減価償却&前期のトピックス&今期予想と資料の感想)5/16(良く過ぎた前期と慎重な今期予想・減益予想でも上々・概要・新工場建設・セグメント状況・目標修正)4/27(目標修正)4/26(前期上方修正・目標修正)3/26(金融株や商社株の時代がまた)3/16(高機能性フィルム生産能力増強設備投資)3/13(森六ケミカルズについて/製販一体のグローバル化学商社)2/21(森六テクノロジー)2/15(推奨開始・第3四半期・概況・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①3200~3250円(レシオ9倍)②3550~3600円(レシオ10倍・上場来3450円更新)③3950~4000円(レシオ11倍・一株純資産約4000円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①4000~4100円(今期EPS400円予想しレシオ10倍)②4350~4400円(今期EPS400円予想しレシオ11倍)③4800円(今期EPS400円予想しレシオ12倍)】は微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①目標株価Ⅰ【短期目標①3200~3250円(レシオ9倍)②3550~3600円(レシオ10倍・上場来3450円更新)③3950~4000円(レシオ11倍・一株純資産約4000円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①4000~4100円(一株純資産・今期純益65億円EPS390円予想しレシオ10倍強)②4300円(今期純益65億円EPS390円予想しレシオ11倍)③4600~4700円(今期純益65億円EPS390円予想しレシオ12倍)】とします。第2四半期確認後に最大目標の引き上げも含めて再設定する方針とします。SP。