3551 ダイニック(東1) 984円 -19円

3551 ダイニック(東1) 984円 -19円

第1四半期は売上1%増98億円、営業益19%減2.4億円、経常23%減3.1億円、純益14%減2.4億円、一株純益28円で着地しました。減益ですが悪くありません。コスト増を第1四半期だけでは吸収できずに業績回復は会社の想定通りに下期からになる可能性を示唆しています。通期の上方修正はないものの、第2四半期はわずかに上方修正する可能性。第2四半期予想は売上3%増の205億円、営業益3%減5.5億円、経常13%減6億円、純益31%減4億円、一株純益47円の予定です。しかし、低調なスタートが常の第1四半期でしかもコスト増の重しがありながらも営業利益率は2.4%。第2四半期では営業利益率は3%前後には回復すると考えると営業益は6億円前後になるはずです。つまり、同社も減益第1四半期スタートのエノモトなどと同じく、第2四半期で前期比並に回復して第3四半期以降に前期比増益転換で進捗して行くものと考えて良いはずです。ゆえに通期予想売上410億円、営業益26%増12.5億円、経常19%増13.5億円、純益2%増9億円、一株純益106円は達成できると考えおいて良いでしょう。下期の数字で上方修正期待が浮上できるか確認することになると考えます。3月末の82億円の売掛金から97億円に増加しているから第2四半期は好調に着地するはずです。またエノモトのように具体的な施策は開示していませんが、同社もエノモト同様に収益向上のために生産効率化などの地道な努力を行っていると第1四半期短信に記載。第2四半期以降の収益向上に期待をしましょう。一株純資産は2380円。このPBRやレシオから考えても、ここはボトム。打診買い。同社に大事なのは下値が堅いことでなく、長い持ち合いレンジをいつブレイクするか。50週線1092円回復の1100円から新規もナンピンも本格買い強気買い開始する方針とし、週足最後の抵抗線1150~1200円レンジに突入して引ければ心おきなく強気買いに転換する方針とします。6/16(品質表示用ラベル・車両用天井内装材等・展示用カーペット・食品包材や食品鮮度保持剤などで好調業績予想)6/9(1100円と1200円をいつ抜くかが唯一の課題・通期セグメント状況と感想)5/15(前期減益で今期回復通期・概要・セグメント状況・目標修正)3/29(減損処理して通期修正ないということは通期予想達成を確実視)2/9(減速はしても上々の第3四半期・概況・セグメント状況・EPS120円予想し目標修正)11/18(長い持ち合いブレイクで長く急激な上げ相場に転換へ・強靭な財務バランス・有機EL関連株)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1250~1270円(レシオ12倍)②1370~1400円(レシオ13倍・17年高値1420円)③1480~1500円(レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1500~1600円(レシオ15倍)】はまだこのまま据え置きとします。業績好調と上げサイン点灯したら最大目標を一株純資産2400円前後に引き上げて行く方針とします(今期あたり投資用不動産などを売却する可能性も予想)。SP。