6440 JUKI(東1) 1279円 -31円

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第2四半期は売上10%増532億円、営業益0%増36.5億円、経常11%減31.7億円、純益19%減19.4億円、一株純益66円で着地。文句なしです。経常以下減益ではないかと文句もありそうですが、同社やワールドHDはエノモトなど第1四半期が減益で着地した銘柄のひな型だと思います。同社の第1四半期はエノモトなどよりひどく営業益42%減、経常58%減、純益69%減の大幅減益のスタートです。しかし、第2四半期で前期比並に挽回したということは、第3四半期以降は増益に転換して最終期で完全に増益転換できるということを示唆しているはずです。しかもワールドHDと同じで第2四半期は期初計画から上方修正して着地しています。ただ同社が他と違うのは12月通期予想がまだ30%以上の大幅減益の予想のままである点です。12月通期予想は売上3%減1040億円、営業益32%減55億円、経常36%減50億円、純益38%減35億円、一株純益119円予想。しかし、第2四半期のこの着地で通期が大幅増益に完全転換するかどうかはまだ慎重に見極める必要はあるものの、前期比並には挽回できるものと考えて良いはずです。前期の営業益は81億円、経常78億円、純益56億円、一株純益192円。若干コスト増となったとしても、営業益70億円前後、経常60億円前後、純益45億円前後で着地できるのではと予想します。ちなみに第2四半期期間(6~8月)の営業益は24億円、経常22億円、純益14億円。これを期末まで続けることができれば、通期は前期比増益となります。果たして。セグメント状況は・・・・①縫製機器&システム事業→中国などのハイエンド分野の売上堅調。アジア市場のミドルマーケットでの売上も増収を確保。売上は6%増の347億円、セグメント益は28%減20.6億円。先行投資も行った模様。人民元高で利益が目減りともコメント。米中の貿易戦争の行方は注意が必要です。その点においては気が抜けない時期が当分は続くと思いますが、中期的には業績拡大して行くものと考えて良いでしょう。それに幸いに今は人民元安。減速した分を人民元安で利益はリカバーできるかもしれません。②産業機器&システム事業→産業装置は最大の市場の中国で旺盛とコメント。米中の貿易戦争の影も形も今のところ悪影響の影無し。新型マウンタや省力化装置増収で、受託加工のグループ事業も拡大。売上17%増183億円、セグメント益59%増18億円。③感想→第1四半期の減益は米中の貿易戦争などの外部要因ではなく、一時的内部用の可能性が大です。第2四半期はⅤ字回復。満点に近いセグメント内容合格点を付与しても良いと考えます。打診買い。強気買いは昨日のマドの1200円前後で行うか、昨日の高値1356円を抜いて行うものとします。1400円で週足は陽転。1400円からは心おきなく強気買いとします。4/17(第1四半期は減益でも上方修正期待があれば)4/5(12月通期の資料/業績推移・セグメント状況・今期予想・目標修正)3/28(買い推奨開始・文句なし前期12月通期に対し大幅減益の今期予想・上方修正を予想・10%減益想定で目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①1550~1570円(レシオ13倍)②1670~1700円(レシオ14倍)③1800円(レシオ15倍・週足完全陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1800~1900円(今期EPS170円予想しレシオ11倍)②2000円(今期EPS170円予想しレシオ12倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1400~1450円(レシオ12倍・週足陽転・25週線回復)②1550~1600円(レシオ13倍・50週線回復)③1700~1750円(レシオ14倍強・週足完全陽転)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1750~1800円(今期純益45億円EPS150円予想しレシオ12倍・最後の抵抗線)②1950円(今期純益45億円EPS150円予想しレシオ13倍)③2100円(今期純益45億円EPS150円予想しレシオ14倍)】とします。SP。