2376 サイネックス(東1) 845円 +12円

2376 サイネックス(東1) 845円 +12円

第1四半期は内心期待したのですが、なかなか期待通りには行きません。売上6%増31億円と売上は期待に近い増収でしたが、営業益以下は期待外れの0.1億円赤字(前期は0.3億円)、経常0.1億円(前期0.4億円)、純益0.02億円赤字(前期0.3億円)で着地。もともと第1四半期は低調なスタートが常ゆえに内心期待と言っても前々期の0.6億円前後が良いところなのですが、はやり赤字のスタートだと気勢が上がりません。ただこれもエノモトなどと同じでよく見ると上々の内容です。セグメント状況を見ると・・・・①出版事業は→第1四半期で官民協働のわが街事典は45の市町村と発行を行い第1四半期で800自治体との協働発行に拡大。他のサービスも順調とのこと。売上は1%増の19億円でセグメント益は8%増の2.6億円。前期のセグメント益2.4億円で、前々期のセグメント益は2.4億円ですから、この出版事業今期2.6億円はセグメントだけで見ると文句なしです。ではなぜ減益となったかというと②ウェブ・ソリューション事業のせい→ふるさと納税一括代行事業は104自治体と提携し、自治体向けホームページアプリ開発も14自治体との契約と拡大。しかし前期比は減収で売上11%減の5億円でセグメント赤字は0.6億円と前期から0.5億円赤字が拡大。これが前期並みなら今期は増益着地でスタート出来たのに残念です。③ロジスティックス事業も→官公庁案件や日本郵便からの受注が回復し始めたと見えて、売上49%増の7億円、セグメント益20%増0.1億円と上々。④不動産事業は→売上0.1億円でセグメント益3.6倍の0.06億円。⑤感想→ウェブソリューション事業が前期並みなら文句なしのスタートだったのに残念です。しかし同社は第2四半期から安定的に利益が計上し始めるので、第2四半期で前期比増益に転換できるはずです。それに前期の第2四半期は営業益0.6億円。前々期の第2四半期営業益3.9億円前後で着地は難しいかもしれませんが、出版事業やロジスティックス事業が回復して、ウェブソリューション事業も例年第2四半期以降に利益を出し始めるので、第2四半期は前々期の3.9億円営業益は無理でも3期前の営業益2億円以上では引けると考えます。もし3期前の営業益3.9億円近くで着地するならほぼサプライズとなります。とは言えまずは下げで反応すると考えます。8月安値805円に対して2番底と考え800円前後を一旦強気買いとします。チャートからも残念。明日強がると200日線887円、50週線900円に向けての強い上げになれたものを。明日以降の上値での強気買いはその900円回復とします。6/18(資料「地方創生のプラットフォームへ」解説/出版とウェブソリューションとロジスティックスの各事業説明/新たな取り組み/印象/今期予想/生産基盤・目標修正)5/12(減益の前期と回復予想の今期・概要/経営成績の概況とセグメント状況・目標修正)4/27(デジタルサイネージ事業開始)2/13(減益着地第3四半期・通期を下方修正・セグメント状況と感想・下方修正の理由・目標弱めに修正)11/27(元号変更で郵便代行業務で特需が来期以降に期待できるかも)11/11(失望の第2四半期・通期修正なし・セグメント状況などから今後の業績を予想・上方修正期待がしぼんだ分目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①930~950円(50週線回復)②1070~1100円(レシオ16倍強・一株純資産1125円)③1200円(レシオ18倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1200~1250円(レシオ18倍強)②1350円(レシオ20倍・17年高値1298円更新)】はまだこのまま据え置きとし、引き続き業績拡大を確認できれば最大目標を上場来2619円に徐々に引き上げて行くこととします。SP。また後日にゆっくりと内容を紹介します。