8291 日産東京HD(東1) 344円 -3円
えてしてこんなもの。全く期待していない株が好決算発表したりと・・・・。同社も第1四半期はとんと期待していませんでした。平凡な数字か、親の不祥事で低調な数字の第1四半期だろうと考えていました。それに同社には住宅や不動産関連株と同じように季節性があり下期に利益が偏重となるから。その期待していなかった第1四半期は、売上3%増354億円、営業益2.4倍の7.3億円、経常3.6倍の6.1億円、純益4.9億円、一株純益7円と好スタートに成功しました。国内消費は4月以降減速した部分もみられたものの、電気自動車の普及を背景に文句なしの好スタートを切りました。このスタートで、3月通期予想売上0%増1530億円、営業益1%増47億円、経常1%増41億円、純益9%増24億円、一株純益36円の達成は確実かあるいは上振れ(上方修正)かのいずれかとなったはずです。配当は8円予定。一株純資産は604円。セグメント状況は・・・・①自動車関連→ニッサンインテリジェントモビリティを標榜して、EV、e-パワー搭載車、知能化技術プロパイロット搭載車をアピールして、リーフ、ノート、セレナと販売好調とコメント。新車販売好調に刺激を受けて中古車販売まで好調な模様。売上14億円増の336億円でセグメント益4.6億円増の8.4億円。②情報システム関連→ハードウエア販売の大型案件が終了して減収減益。売上3億円減の17億円、セグメント益0.2億円減の0.7億円。③感想→セグメント内容は主力の自動車販売が絶好調ですから満点に近い合格点。第1四半期時点では仮に上方修正するとして、その数字を算出することが私には不可能なために、通期の営業益がどれくらいになるか不明なれど、前々期の営業益50億円、経常44億円は超えることができると予想しておきます。株価はどどどの底値ですから、明日は新規もナンピンもこのまま一旦強気買いとします。7月高値361円及び13週線362円抜けの370円以上で引けて水準訂正開始と考え、そこから強気買いとします。7/6(日産ノート48年ぶりに国内販売上期トップ・セレナミニバン分野でトップ・今期予想をおさらい・第1四半期は低調スタートでも)5/17(少し上振れて通期着地・地味な今期予想・概況・6月後半か7月から買い場探し再開・350円前後の押し目で買い場探し・目標修正)4/25(日産自動車2026年3月期めどに国内販売の電気自動車販売比率5割以上に)4/3(自動車メーカー販社改革開始・会社説明会資料解説/グループ概要&業績&業績(財務)&強み&中期経営計画&感想)3/27(不明検査問題無事通過)3/22(目標修正)3/19(想定外早めの上昇)3/13(第3四半期再度解説/販売自粛でこの数字立派・通期達成確実視・セグメント状況/自動車関連&情報システム関連&感想・2月月次自動車販売ランキング/日産ノート1月2月と販売台数トップ・日産と三菱自統合深化・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①420~430円(レシオ12倍)②470円(レシオ13倍・17年高値485円)③500~510円(レシオ14倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①510~540円(レシオ15倍)②570~580円(レシオ16倍・一株純資産580円)】は強気に修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①420~430円(レシオ12倍)②470円(レシオ13倍・17年高値485円)③530~540円(レシオ15倍・13年高値521円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①540円(今期純益30億円EPS45円予想しレシオ12倍)②585~600円(今期純益30億円EPS45円予想しレシオ13倍・一株純資産600円)】とします。第2四半期確認後に再設定する予定とします。SP。