4366 ダイトーケミックス(東2) 521円 +14円
大規模設備投資や開発投資を今年も含めて3年間続けていますが、その間の売上と営業益との四半期ごとの推移を見て改めて感じたことは、よくよく考えると同社の営業利益率はものすごく高いという点です。業績拡大が始まった16年度(17年3月期)以降の四半期ごとの売上と営業益を見ると、最高の営業利益率は前期(17年度)第1四半期の14.7%です。考えて見るとその16年度以降四半期最高営業利益率の前第1四半期と今期第1四半期は比較することになるので、よくよく考えると減益で着地するのは当然だったかもしれません。それに減益で着地したものの先の第1四半期は8.8%の営業利益率。期ずれがあったので、これをなしとなると9~10%の営業利益率で着地できた計算となります。注目はこの営業利益率です。最高は14.7%ですが、乱高下はあってもほぼ16年度以降今に至るまですべての四半期が営業利益率は9~10%で着地し続けています。大規模設備投資と開発投資を投じても尚9~10%で着地し続けているということです。これよくよく考えるとすごいことです。もし投資一巡すると営業利益率が15%はおろか20%に上昇する可能性もありえるということになりますから。またならばです。常に9~10%の営業利益率で着地し続けているのですから、今期も同様もはず。売上の着地が会社の想定通りと仮定して考えると、第2四半期の営業益は会社予想の3億円ではなく5.4~6.0億円で着地する可能性が高く、通期営業益も会社予想の8億円ではなく11.7~13億円で着地する可能性があるということです。そしてもし最大値の13億円近くで着地することになれば前々期の過去最高営業益11.5億円を超過して最高益更新となり、また経常益も前期の過去最高の11.7億円を更新して過去最高益更新となります。第1四半期は減益で着地しても、同社には依然として今この時でも今期最高益更新の可能性を内包し続けているのだと認識しておいて良いはずです。一株純資産は1000円です。やはり大きく水準訂正の相場がスタートして当然と考えます。ボトム離脱は13週線575円と考え、新規もナンピンも本格買いを580円から開始と訂正し、強気買いを25週線(620~600円)回復から開始する予定とします(週足陽転は620~625円)。その方向感が出るまではまだ慎重に打診買い程度で。上方修正可能性大なのに今のレシオは7.4倍でPBRも0.5倍ですから下値不安は皆無と想定して良いはず。ゆえに620円ないし625円以上で引け出せば同社も心おきなく強気買いに転換する予定で良いはずです。7/26(期待したものの会社想定通りの第1四半期・概況・セグメント状況・目標据置)7/20(第1四半期の着地予想・米百俵の成果は来期からを予想・今通期は最低前期並みを今は予想)6/29(目標修正)5/23(通期資料/業績概要&業績予想と減益予想の理由/前期以上の設備投資と研究開発費用投入予定/3年で34億円設備投資に投入)5/11(本来なら大幅な最高益更新のはず・米百俵の経営姿勢)5/10(上々の前期と減益予想の今期予想・過去最高水準の設備投資と研究開発費用・目標修正)4/19(東京応化IRから/画期的ナノ粒子材料の開発製造に同社成功するかも)4/18(微細化技術で東京応化とともに堅調な需要を)3/31(特損計上しても通期予想の変更なしゆえ通期予想達成を確実視)3/26(超微細化フォトレジスト世界トップ東京応化に原料供給ゆえ・深押しで目標微修正)3/15(堅実な経営姿勢等を如実に物語るCSRレポート)2/17(東京応化の半導体微細化レジスト技術を支える企業は同社・同社の感光性材料の幅広い用途紹介)2/16(感光性材料の東洋合成好決算発表・半導体レジストのトップ企業で同社顧客の東京応化好決算発表)2/8(微細化半導体レジスト関連で画期的材料発表で大化けの可能性も)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①680~700円(レシオ10倍・50週線回復)②760~770円(レシオ11倍)②830~840円(レシオ12倍・18年高値819円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①840~850円(レシオ12倍)②900~910円(レシオ13倍)③980~1000円(レシオ14倍・一株純資産1000円)】。SP。