7896 セブン工業(東2) 1531円 -50円

7896 セブン工業(東2) 1531円 -50円

昨日の減益着地の第1四半期でご丁寧にも超小口売りで年初安値を更新。律儀なことです。しかし年初安値を更新するほどに内容は悪いものでは無い模様。同社もよく斟酌せずにぱっと感じたイメージだけで売られただけ(と言っても出来高は7千株)。第1四半期は売上5%増33億円、営業益15%減0.5億円、経常14%減0.4億円、純益21%減0.2億円です。15%減などというと大幅減のように感じますが、前期から営業益以下、1千万円、8百万円、8百万円少ないだけ。その少なくなった理由もすでに短信に記載済み。資材の高騰や運送費用の値上げのためと。資材に関しては高付加価値製品や国産木材使用、非住宅向け製品開発に取り組んでいるところですから問題なし。ゆえに、今回の減益着地はほぼ物流費用の上昇のためにわずかに下ブレしたに過ぎないはず。経営成績に関する説明を読むと売りどころか買いたくなるくらいに良い内容・・・・同社は「変化と連携」をスローガンに、非住宅分野へ進出、国産材活用、省施工技術確立など地道な施策に昨年から取り組んでいるとコメント。内装建材事業においては、製販一体化を進めて省施工化を実現しデザイン性の高い高付加価値商品の充実を進めてきたとして、これらの施策が功を奏して高付加価値カウンターやシート階段など販売順調に推移できたとコメント。木構造建材事業においても、昨年導入した大型汎用加工整備が本格稼働を開始して、非住宅特殊物件受注や総合プレカット事業構築、ツーバイフォーパネルなど成長戦略の道筋が見えて来て、本来季節性から落ち込むのが常の4~6月期ながら順調な受注で計画通りに着地に成功とコメントしています。減益は一時的で受注は堅調ということ。しかも、運送費用高騰に対応するための施策をすでに講じ始めているともコメント。ならば、第2四半期予想の売上71億円、営業益1.8億円、経常1.7億円、純益1.1億円、一株純益73円の増収増益の予想達成を現実視して良いでしょうし、通期予想の売上3%増146億円、営業益19%増4.7億円、経常20%増4.5億円、純益5%増3.5億円、一株純益235円の達成も現実視して良いはずです。配当は40円の予定。一株純資産は4120円。レシオ6.5倍でPBRはたったの0.4倍前後。水準訂正して当然のはずです。とは言えど閑散で方向感もないのですからいくらバーゲンセールでも打診買い程度。本格買い強気買いをボトム離脱と上げサイン点灯の1700円(7月高値1699円、75日線1673円回復)からとしておきます。1700円回復で25週線回復ともなるから、1700円以上で引ければ新規もナンピンも心おきなく強気買い開始とします。この第1四半期の内容で、心おきなく1月年初2250円はおろか、17年高値2720円も更新できると考えます。一株純資産が4000円を超えてレシオ10倍でも2350円まで楽々評価できるのですから。内需株であることを差し引いてもレシオ12~13倍までは評価できるとなると2820~3050円まで評価可能となりますから。とは言えそれもこれも1700円を超えて上げサインがともり強気買い本格買いを。4/27(地味でも文句なし通期決算・経営成績の概況/内装建材事業と木構造建材事業・売掛金40億円で第1四半期好スタートの可能性大・目標修正)1/31(合格点第3四半期・概況/経営成績に関する説明・木材価格高騰・目標修正)1/30(日本の木材輸出40年ぶり高水準記録・中国が日本式建築工法を認可)1/18(ノダの合板事業絶好調やCSランバーと比較対象から)1/6(木材バブルでウッドワンとともに大化けの可能性も)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2000~2200円(レシオ9倍強・すべての移動平均抵抗線集中)②2350~2450円(レシオ10倍・1月年初2250円更新・最多価格帯)③2700~2800円(レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2800~3000円(レシオ13倍)②3300円(レシオ14倍)③3500円(レシオ15倍)】は深押しで修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1900~2000円(レシオ8倍強・50週線回復)②2150~2200円(レシオ9倍強・1月年初2250円)③2350~2450円(レシオ10倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2450~2550円(レシオ11倍)②2800~2850円(レシオ12倍)③3000~3100円(レシオ13倍)】とし、引き続きじわじわと業績拡大を確認しながら徐々に最大目標を一株純資産4100円及び06年上場来4350円に引き上げる予定とします。SP。