6629 Tホライズン(JQ) 490円 -97円

6629 Tホライズン(JQ) 490円 -97円

昨日の第1四半期減益着地を受けて瞬間年初安値を更新するとともにS安の487円まで叩いています。減益ではあってもS安するほどに悪い数字や内容でもありません。ではなぜ深押しするか。これも下記のルネサスでコメントしたと同じ。バカの何とかで過剰に買い過ぎた反動安で深押しと調整の長期化となっているのだと考えます。17年10月に250円の株価は18年2月に1027円と4倍に急騰。前期の一株純益が56円ですからレシオ18~20倍に買われたということになります。買い残も一時365万株に増加して今は186万株。この下げでレシオは8倍に低下。このレシオ8倍前後で絶好と言える買い場を提供することになったかもしれません。第1四半期は売上4%減38億円、営業益36%減0.4億円、経常24%減0.4億円、純益0億円で着地。大幅減益のように見えるものの、前期の営業益は0.7億円で、経常は0.6億円、純益は0.01億円赤字。わずかなもの。本当に誤差に過ぎません。それでS安まで叩くとは、一体、どれくらいの高い期待をしていたか私が聞きたいくらいです。エノモトと同じ。この下げは買い場をつくるため意図的に形成された下げと考えておいても良いくらいでしょう。セグメント状況を読んでも不安な点はありません。セグメント状況は・・・・①光学事業→書画カメラは日本、米国、欧州で製品ラインナップ拡大や関連機器の強化を行い市場シェアの確保に注力中。光学ユニットも大量生産体制から転換して多品種高品質高付加価値の利益率高いビジネスモデルに転換を進めているとのこと。売上は8%減23億円で営業赤字は前期と同じ0.6億円。②電子事業→FA危機の販売堅調とコメント。人件費上昇の中国で省力化ニーズが強く中国現地法人も堅調と。ただし、旺盛や需要に対応するために積極的な開発投資を行ったので減益と。売上3%増の15億円で営業益37%減0.8億円。③感想→このセグメント内容を読んでここまで叩くということは、私が思うにエノモトの時と同じで『バカか?』との思いです。減益の理由が明白で、しかも明らかに今後の成長拡大につながる前向きな減益なのに、字面だけで安易に稚拙に売りたたく動きには残念というか失望というか何ともやりきれない日本の投資家の質の低下を嘆かずにいられません。昨年以前はこんなことはなかったのですが(内容が良ければ減益でも積極的に買いが入り高くなっていたものです)・・・。しかし、この下げで新たな天与の買い場を形成してくれたくらいに考えて、470~500円を下値レンジと考え一旦強気買いとします。新規もナンピンも。同社の場合はエノモトと違い減少したとは言え買い残がまだ180万株もあるから、すぐに反転開始とはならずに500円前後の値固めをたっぷりと行い9月に入り反転し始めると予想します。強気買いを完全開始は50週線600円前後を回復してからとしておきます。通期予想の売上3%増200億円、営業益20%増12億円、経常9%減10億円、純益4%増8億円、一株純益59円に対しての進捗はセグメント内容から考えて順調と判断します。6/26(通期資料/ハイライト&成長戦略&感想・目標微修正)6/13(推奨開始・ユニデンHD同様に旬な企業・事業紹介・文句なしの前期と上々の今期予想・概況・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①750~770円(13週線回復・週足完全陽転・レシオ13倍)②860~880円(レシオ15倍)③950円(レシオ16倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①950~1000円(レシオ17倍・2月上場来高値1027円)②1050~1070円レシオ18倍)】は深押しのために微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①700~720円(レシオ12倍)②800~820円(レシオ14倍)③900円(レシオ15倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①900~930円(レシオ16倍)②1000円(レシオ17倍強・2月上場来1027円)③1070円(レシオ18倍)】とします。SP。