9619 イチネンHD(東1) 1447円 -16円
第1四半期は売上4%増210億円、営業益8%増14.9億円、経常8%増15.2億円、純益12%増9.6億円、一株純益39円で着地しました。地味ながらも上々です。第2四半期予想のそれぞれ、428億円、31.3億円、31.4億円、19.8億円、80円に対して進捗十分。ならば通期予想の売上5%増860億円、営業益3%増61億円、経常2%増61億円、純益0%増38.6億円、一株純益156円に対しても文句なしの進捗。少しばかり上振れ気味に進捗していると考えておいて良いはずです。セグメント状況は・・・・①自動車リース関連→リース化の遅れている地方での営業活動を強化した効果でリース契約台数は38台減の80917台と増加こそしないものの現状維持を確保でき、契約高は0.5%増の89億円、未経過契約残高は1.7%増715億円と高水準を維持。メンテナンス受託は、契約台数を2475台増加させて82500台、受託契約高は0.8%増の16.3億円、契約残高は3.2%増の81億円。売上7%増の123億円、セグメント益1%増の8.6億円。まずまず合格点。②ケミカル→高付加価値製品の販売に注力したものの個人消費の減退を背景に個人向けが低迷。売上1%減26億円、セグメント益25%減の2.4億円。最低限のところで踏ん張れた状態です。③パーキング→駐車場管理件数は22件増の1235件で、管理台数は241台増の29285台。売上4%増13億円、セグメント益49%増2億円。合格点。④機械工具販売→オリジナル製品の開発と販売やコスト削減努力で上々。売上9%増35億円、セグメント益1.3億円(前期0.2億円)。⑤合成樹脂→売上16%減12億円、セグメント益74%増の0.5億円。⑥感想→まだら模様ですが総合点で十分な合格点を付与できるはず。それになんと言っても地味ながら抜群のコスト管理能力。同じく地味なエノモトと同じです。この点を大いに評価して良いでしょう。這うように上昇中。打診買い。今日の高値1469円を抜き強がるようなら強気買いとします。押せば押したで13週線1419円の1420~1400円で強気買いとします。50週線1517円を回復すれば強い上げサインが点灯します。ただし、それでも這うようにしか上げて行かないでしょう。ゆっくりと時間かけながら1867円高値を更新に向かうと予想します。5/9(最高益更新予想の今期でもあまりに地味・概況・目標修正)1/26(自動梱包機等関連会社買収・目標修正)1/10(目標修正)1/9(野村証券が目標株価2300円でカバレッジ開始)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1600~1650円(レシオ10倍強・週足完全陽転)②1800~1850円(レシオ12倍)③2000円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2000~2100円(レシオ13倍強)】はこのまま据え置きとします。SP。