4366 ダイトーケミックス(東2) 573円 +23円
前期比並の数字を予想したのですが大きく外れてしまいました。残念です。売上8%減の28億円、営業益45%減2.5億円、経常43%減2.5億円、純益43%減の2.2億円、一株純益20円で着地しました。期末の売掛金が28億円近くありながらのこの数字は意外という言葉以外にありません。救いはというと、大幅減益ではあるものの第2四半期予想の売上60億円、営業益44%減3億円、経常45%減3億円、純益38%減3億円、一株純益28円に対しては上方修正期待が浮上はして終えることができたという点でしょう。セグメント状況は・・・・①化成品→売上24億円でセグメント益1.8億円。前期はそれぞれ27億円で4億円。②環境関連→売上3億円でセグメント益0.6億円。前期はそれぞれ3億円で0.5億円。また経営成績に関する説明を見ると、化成品事業において電子材料やイメージング材料が受注が減少して売上減になったとコメント。更に、先端の電子材料やイメージング材料、医薬品中間体の新製品開発や産業廃棄物処理やリサイクルの特殊技術開発などに積極的に取り組んだともコメント。新製品や新技術開発のために大枚の設備投資や研究開発費用を投じている姿は明らかなようです。これらの費用の先行もあり40%強の減益になったものと考えると、今後に期待する姿勢は堅持して良いと思います。ただし、この第1四半期でサプライズ決算や業績回復拡大の確認は次の第2四半期にずれ込んだことになります。明日は押し目に注意しましょう。とは言えお昼に申し上げたようにすでに下値ゆえに下値は限定的。それに減益でも会社想定通りか、上振れの可能性を感じさせながらの着地ではあるために、7月安値476円に対しての二番底を530~500円か500円前後で形成すると考えおいてください。また下値でしばらく持ち合いレンジの下値固めをしてから、じりじりと反転し始めると予想します。減益でもレシオは8倍ですし、一株純資産は1006円ですから。7/20(第1四半期の着地予想・米百俵の成果は来期からを予想・今通期は最低前期並みを今は予想)6/29(目標修正)5/23(通期資料/業績概要&業績予想と減益予想の理由/前期以上の設備投資と研究開発費用投入予定/3年で34億円設備投資に投入)5/11(本来なら大幅な最高益更新のはず・米百俵の経営姿勢)5/10(上々の前期と減益予想の今期予想・過去最高水準の設備投資と研究開発費用・目標修正)4/19(東京応化IRから/画期的ナノ粒子材料の開発製造に同社成功するかも)4/18(微細化技術で東京応化とともに堅調な需要を)3/31(特損計上しても通期予想の変更なしゆえ通期予想達成を確実視)3/26(超微細化フォトレジスト世界トップ東京応化に原料供給ゆえ・深押しで目標微修正)3/15(堅実な経営姿勢等を如実に物語るCSRレポート)2/17(東京応化の半導体微細化レジスト技術を支える企業は同社・同社の感光性材料の幅広い用途紹介)2/16(感光性材料の東洋合成好決算発表・半導体レジストのトップ企業で同社顧客の東京応化好決算発表)2/8(微細化半導体レジスト関連で画期的材料発表で大化けの可能性も)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①680~700円(レシオ10倍・50週線回復)②760~770円(レシオ11倍)②830~840円(レシオ12倍・18年高値819円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①840~850円(レシオ12倍)②900~910円(レシオ13倍)③980~1000円(レシオ14倍・一株純資産1000円)】は、通期の強い上方修正期待にまでは至っていないのでこのまま据え置きとします。SP。