6858 小野測器(東1) 884円 -16円

6858 小野測器(東1) 884円 -16円

本日お昼に第2四半期発表して瞬間950円まで上昇して値を消しています。ただすでに月曜に上方修正発表済み。それを受けて昨日も950円まであり900円は51円高で終えています。7月安値は758円。ほぼ年初来安値から週足2本で一転して年初高値(4/24の951円)近辺に上昇したことになります。激しい動き。その激しい動きが収まりつつあるから明日から新規に買い推奨開始して打診買い。強気買いは今日の安値872円の870円接近の場面と900円回復とします。第2四半期は売上15%増75億円、営業益7.5億円(前期は0.4億円)、経常7.6億円(前期0.6億円)、純益4.9億円(前期0.3億円)、一株純益44円で着地。Ⅴ字回復して文句なし。12月通期も23日に上方修正済み。上方修正した12月通期予想は売上16%増141億円、営業益5.7倍の10.5億円、経常5倍の10.8億円、純益3.5倍の7億円、一株純益61円。これもⅤ字回復。同社はここのところ上期に利益が偏重していますから、会社予想のこの数字は妥当と言えば妥当かもしれません。しかし、経営努力の成果で収益構造は良化しているはず。上期の営業利益率が10%まで拡大したということは、通期で均しても営業利益率10%に準じる数字まで利益率は上昇するはず。ならばもう少し上方修正して着地する可能性を大と考えます。まずは経営成績に関する説明を読むと・・・・・受注高は大きく回復して7%増の64億円、売上は期首残高の影響もあり15%増の75億円で、受注残高は29%増の53億円。受注が好調を維持しています。文句なしです。損益も上記コメントの通り、原価率改善や新システムを導入して経営効率化など地道な作業を継続して収益はⅤ字回復に成功したとコメントされています。セグメント状況は・・・・①計測機器→高付加価値製品の注文がやっと回復して、騒音や振動計測に使用されるデータステーションなどの解析装置やセンサーなど好調。受注高は8%増26億円、売上13%増25億円、セグメント益は2.7倍の4億円。また中期経営計画の取り組みとして、音響振動コンサルなどのセミナーを開催したりしてソリューション型の営業活動や提案型の営業活動を活発化し、高付加価値製品の開発サイクルを短縮化しているとのこと。②特注試験装置やサービス→期首の受注残のおかげで好調。受注高は6%増の38億円、売上16%増50億円、セグメント益3.4億円と前期の1億円の赤字からⅤ字反転。中期経営計画の取り組みとしては自動車メーカーにワンストップで製品の提供とともにサポートサービスの提供も拡充している最中とのこと。良い内容です。数字も内容も満点です。配当は前期同様に15円の予定。一株純資産は1300円(自己株除外)。一株純資産1300円を回復して当然と考えます。目標株価Ⅰ【短期目標①940~950円(レシオ15倍・年初高値951円)②1050~1070円(レシオ17倍)③1150円(レシオ18倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1150~1200円(レシオ19倍)②1260~1300円(一株純資産1300円・レシオ20倍)】とします。SP。