6747 ＫＩＨＤ（東２） 496円 ＋13円
お昼に第3四半期は過度に警戒の必要はなしと言いましたが、警戒なしというより期待先行で着地できたと判断します。引け後発表の第3四半期は売上6％増346億円、営業益74％増37.1億円、経常61％増37.3億円、純益93％増22.7億円、一株純益54円で着地。文句なし。第2で上方修正した9月通期予想のそれぞれ、474億円（5％増）、44億円（25％増）、44億円（18％増）、27億円（33％増）、65円に対して上方修正期待の浮上で着地に成功しました。ミニミニサプライズ決算と判断して良いでしょう。ただし少し注意する点もあります。売掛金です。前期の196億円から153億円と減少して着地している点は注意が必要と思います。セグメント状況は・・・・①輸送機器関連事業→売上162億円、セグメント益25.6億円。②電気機器関連事業→売上172億円でセグメント益17.8億円。③住設環境関連事業→売上11億円でセグメント益0.4億円赤字。けん引したのは電気機器関連事業です。多分、オリンピック開催に向けての競技場などの照明機器や新型道路信号の特需などがあったものと思います。もしそうなら、売掛金の減少は気にする必要なし。最も大事な鉄道車両関連の製品の受注残は底堅さを保っていると判断できますから。ゆえに、この第3四半期を素直に評価して明日もこのまま強気買いとします。今期を上方修正する可能性が大で16年9月期の営業益53億円、経常50億円、純益33億円、一株純益81円に準じるまでに上方修正すると考えます。ちなみに、この16年9月期の第3四半期は売上389億円、営業益41億円、経常38億円、純益30億円で、売掛金142億円でした。今期はこの時を超過して着地しているので、16年9月期をオーバーする可能性もわずかにありえるとも考えます。7/17（すでに上方修正発表済みで）6/28（目標修正）6/9（国内外で鉄道インフラ整備拡大中・第2四半期おさらい・目標修正）4/25（第2四半期セグメント状況・過去比較で最高水準の売掛金・上方修正で営業益50～60億円か60億円前後を予想・目標修正）4/24（想定以上の第2四半期・第2と通期上方修正・目標修正）3/28（国内外で新型車両導入の動き紹介）3/20（日本信号がインドの信号会社に資本参加）3/19（深押しで目標微修正）2/7（目標修正）2/6（目標修正）2/1（押し目でのみ買い対応に方針転換・目標修正）検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①500～520円（週足完全陽転最後の抵抗線・レシオ8倍）②580～600円（レシオ9倍・2月年初来高値614円）③650～670円（レシオ10倍強）】～ 目標株価Ⅱ【中長期目標①670～700円（今期EPS70円予想しレシオ10倍）②750～770円（今期EPS70円予想しレシオ11倍・05年高値740円更新）③820～840円（今期EPS70円予想しレシオ12倍）】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①590～600円（今期EPS75円予想しレシオ8倍・2月年初614円）②660～675円（今期EPS75円予想しレシオ9倍）③730～750円（今期EPS75円予想しレシオ10倍・14年高値699円更新）】～ 目標株価Ⅱ【中長期目標①750円（今期EPS75円予想しレシオ10倍）②810～830円（今期EPS75円予想しレシオ11倍）】とし、来期の増益を確認して最大目標の引き上げを含み再設定こととします。もし来期が増益で営業益経常が50億円を大きく超えるようなら、最大目標を1000円近くに引き上げるかもしれません。念頭に。ＳＰ。