7102 日本車輌製造(東1) 275円 +3円
第1四半期はミニミニながらもサプライズ決算でスタート。売上21%減170億円、営業益2.2倍の15.9億円、経常2.5倍の19.5億円、純益76%減の16.4億円、一株純益11円で着地しました。第2四半期減収減益予想のそれぞれ、360億円、7億円、7億円、5億円、34円(10月に10株併合するので今の時点では3.5円)の大幅減益予想をすでに超過して上方修正期待が強く浮上しています。また3月通期予想の売上7%減880億円、営業益58%減28億円、経常60%減27億円、純益22億円、一株純益152円(10月に10株併合するために今の時点では15円)に対しても上方修正期待が浮上。上方修正しない明確な理由の記載は無し。昔の国鉄さながらに高コスト体質をいまだにひきづったような収益構造の脆弱性が徐々に改善し始めているのかもしれません。もしそうなら、第2四半期も通期も大幅な上方修正となり、前期の営業益72億円、経常73億円を程度で着地するか、増益にて着地するかもしれません。もし70億円の経常なら純益は税費用がないから70億円で一株純益は47円となります。税負担を考慮すれば正味の純益は45億円程度で一株純益は30円程度となります。セグメント状況は・・・・①鉄道車両→売上55億円でセグメント益1.5億円(前期2.4億円赤字)。②輸送用機器→売上44億円でセグメント益4.3億円(前期5.8億円)。③建機→売上60億円でセグメント益12.9億円(前期11億円)。④エンジニアリング→売上10億円でセグメント益0.1億円(前期3.2億円)。やはり採算性が良化していると思います。全社費用も前期の4.6億円から3.1億円にコスト削減。通期の上方修正を確実視して良いと考えます。また、上方修正等をしない理由は、米国子会社での鉄道車両の生産を中止するとしています。それに伴い雇用調整などの費用の見積もりがこれから必要になると同時に、工場も売却する予定とのこと。この一連の米国子会社の清算完了後に上方修正するものと予想します。明日から打診買いで買い推奨開始。25週線289円回復の290円から強気買いとします。目標株価Ⅰ【短期目標①300~305円(今期EPS30円予想しレシオ10倍)②330円(今期EPS30円予想しレシオ11倍)③355~360円(今期EPS30円予想しレシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①360円(今期EPS30円予想しレシオ12倍)②380~390円(今期EPS30円予想しレシオ13倍・1月年初高値379円)】とします。上方修正等を確認後に再設定します。SP。