6627 テラプローブ(マザーズ) 1310円 +3円

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同社の親会社は台湾の力成集団で、その力成集団の大株主は紅い半導体の中国最大の半導体企業である紫光集団。この中国関連としてのイメージの強さがあだとなり、半導体関連株のリターンの中でもしんがりでのリターン入りになってしまいそうです。しかし、スター精密などと同じです。ひとたび決算発表で好調を確認できれば、数週間は言うに及ばず1か月2か月の下げ分を週足1ないし2本で挽回するような上げを見せると思います。またその決算発表ですがイメージと真逆に第1四半期からの絶好調を第2四半期も引き次いでいるはず。第3四半期予想を米中貿易戦争の行方を気にして保守的な数字を発表するかもしれませんが、仮にそうなっても前期は9カ月の変則決算であったために前期比比較無し。今期は17年3月期の営業益23億円を視野にするか超過することになれると思います。第2四半期は営業益13.7億円の予定ですが、第1四半期ですでに営業益8.8億円。少し減速したとしても第2四半期は営業益15億円前後で着地すると思います。すると、その時点で17年3月期営業益23億円超過の期待や確信が高まります。そうなれば株価は一株純資産2416円を強く意識し始めて(通期の予想を開示しないから目に見えるまずの目標を一株純資産に見定めた上げ方を始めると予想)強い上げを見せると考えます。8月の第2四半期発表までまだ1か月近くもあるために、水準訂正相場がないとまでは断言できないものの、あろうがなかろうが8月の第2四半期発表後には急騰でリターン開始し始めると予想します。ただもう一つありそうなことも。とんとIRを発表しません。広島工場の拠点を売却完了したはずですから、譲渡益の計上などを公表してもおかしくないと考えています。しかし一向に発表する気配なし。会社はまるで株価が上がるのが迷惑思っているかのような音なしの動き。何かあるからかもと勘繰りたくなくなります。何かとは何かというとTOBです。台湾の力成集団が同社の完全子会社化を目的にTOBを行うつもりでいるのではと勘繰っています。台湾の半導体企業には前科があります。昔台湾の半導体ファンドリーのUMCJが上々していましたが09年に親のUMCが非公開を目指してTOBして上場廃止となりました。このUMCJのように同社も力成集団がTOBで上場廃止する可能性もあります。そうなっても平気なほどに財務が堅牢ですから。その可能性もあるということも頭の片隅に。いずれにしてもリターン開始は8月の第2四半期発表前後からと考え、もし早めに水準訂正を開始するとすれば25週線1416円回復の1420円以上で引けてから、ゆっくと本格買い開始とします。同社の強い上げサインは13週線1496円と7月高値1489円抜けで点灯。そのサインは5月年初高値1733円を更新に向かう強い上げサイン。もし1400円前後で決算発表までうろうろしていても、発表後にはスター精密や古野電気のように日足の数本で1500円を一気に回復して強い上げサイン点灯するものと予想しています。その前に1500円に向けて水準訂正をゆっくりと開始するかどうかは、日足の連続陽線と週足の陽線の立ち上がりで判断するようにして下さい。週足は今週で6陰連。6本連続の陰線週足。来週あたりから小動き収斂して短いながらも週足の陽線を打ち出し始めても良いのではと考えています。ところでもし力成集団がTOBすると仮定して価格を考えると1800~2000円辺りか2000円前後で行うのでは(今の値位置ならですが)。あくまで架空の話ですが参考まで。7/6(マイクロン社の影響軽微)7/4(マイクロン社の販売差し止めは)6/12(同社の親の力成科技は)6/9(目標微修正)6/7(力成科技はマイクロン秋田工場も買収・秋田工場と同社の統合やシナジー期待大)6/5(中国半導体政策の恩恵大・同社の親のそのまた実質親ともいえる紫光集団を習近平氏視察からも)6/1(日経新聞紅い半導体自立の夢・中国最大の紫光集団が出資したのが同社の親の力成科技・同社は強い中国半導体関連株)5/31(半導体後工程関連市場活性化)5/26(第1四半期資料解説/大規模設備投資と減価償却は下期からピークアウトを予想/下期から利益率拡大の可能性/5月からテラパワー稼働)5/24(驚異的高収益・第1四半期おさらい/経営成績に関する説明&セグメント状況&財務)5/23(目標修正)5/22(目標修正)5/18(目標修正)5/15(会社予想から上振れて着地第1四半期・すでに上方修正期待浮上の第2四半期予想・第2四半期営業益14~15億円予想し純益30億円前後の可能性・セグメント状況・目標修正)5/5(広島事業所の譲渡価格3.7億円と発表・特益計上へ)4/26(台湾半導体企業大攻勢・目標修正)4/20(MSセキュリティ保護マイコン開発し台湾企業製造でテスト工程受託市場拡大継続可能性大・テスト工程受託分野で親とともに世界的企業に成長も)4/17(一応ほぼ抵抗線払い切り・第1四半期発表は期待を予想)4/5(台湾や中国で最先端半導体向けの大規模設備投資続々で同社のテスト工程受託事業拡大の可能性)3/29(企業価値向上に向けて意欲感じる人事発表・パワーテック秋田を今後吸収する可能性も)3/28(自動運転支援システム普及は予定通り・半導体需要も拡大継続)3/27(ルネサス台湾へ製造委託などから同社のテスト工程受注拡大の可能性大・タイムスケジュールおさらい)3/26(目標微修正)3/19(予想の表面上レシオは4倍でPBR0.5倍)3/17(マイクロン社CEOインタビュー記事)3/12(今月中に台湾新工場完成・顔認証モジュール展開注目)3/7(東芝の次世代半導体に見られるように半導体テスト工程受託市場はまだまだ拡大イコール同社の業績も拡大へ)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1800~1850円(今期正味EPS175円予想しレシオ10倍強・13年高値1848円)②2050~2100円(今期正味EPS175円予想しレシオ12倍)③2250~2300円(今期正味EPS175円予想しレシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2300~2350円(今期正味EPS175円予想しレシオ13倍強)②2450~2500円(今期正味EPS175円予想しレシオ14倍強・一株純資産2416円回復)③2650~2700円(レシオ15倍強)】。業容拡大好調を確認すれば11年上場来高値3120円に最大目標を引き上げる方針。SP。