4319 TAC(東1) 321円 +4円

4319 TAC(東1) 321円 +4円

朝の高揚感はどこへやら。日経平均も上げ幅は100円縮めたとはいえまだ150円高して、警戒した中国株(上海総合指数)も0.5%高で推移しているからもう少し活況になってもおかしくないのに、出来高は2時過ぎで8億株台。これだと日建てで10億株超えるのがやっと。本当に指数だけ(大型株だけ)が物色される味気ない相場となっています。大型株が換金売りで下げてくれた方がひょっとすれば中小型個別株が逆行高してくれるのではないかと思う今日この頃。それはさておき、下値で同社も方向感なし。200日線321円を割り込んでいますが、そこから300円前後に向けて一段安するようなそぶりもありません。週足で見ると50週線312円を意識して下値とし、5週線326円とのレンジの中で方向感なしの小動き収斂入りしていることになります。ボトム離脱はイコール上げサインでもありますから、25週線323円、13週線325円、5週線326円すべてを回復する330円から新規もナンピンも強気買いとします。ちなみに330円は25日線回復でもあります。買い残も48万株に減少しているから明日以降まず200日線321円以上で引けて75日線325円以上で引け出せば這うように330円回復に向かい始めると考えます。明日以降短くてもいいから陽線連続を確認して強気買い再開の準備に取り掛かるように。レシオ10倍でPBRは1倍。同社は資格取得の特異なビジネスモデルの企業ですから、レシオ評価なら内需であっても15~17倍の評価が普通のはずです(450~510円)。また安定的に業績拡大続くようならレシオ20倍の評価600円まで評価してもおかしくないはず。しかも、資格受講者数は順調に拡大の一途。受講者契約上の季節性があるために、四半期のブレはあっても、会社想定の増収増益予想を着実に達成することができるはずです。また前期末の売掛金は前々期比3億円増の37億円。契約上の特殊性があるから他の企業と同様に判断して良いか迷うところではあるものの、前期の第1四半期売上57億円、営業益7.1億円前後かそれ以上で着地できると予想します。前々期の7.5億円を超過して、もし27年7月発表の第1四半期営業益8億円前後なら上方修正期待の浮上から飛び始めると予想します。その16年3月期の第1四半期営業益8億円近くでスタートダッシュに成功する可能性はこれも今のところ3割程度と考えます。第一の予想は前期並み7億円前後の第1四半期営業益を予想。それでも十分です。もし8億円前後からスタートダッシュとともに株価もサプライズで反応となりますがはたして。7/11(法人向け研修事業が順調な拡大・目標修正)7/2(2017年度TAC受講者数21.9万人・法人研修プラン拡充中)6/19(リンク&モチレシオも同じリカレント教育関連)6/11(決算資料第二弾/受講者数推移&前受金推移&個人教育事業&法人研修事業&出版事業&人材事業&中期的取り組み&今期予想・目標修正)6/7(買い推奨開始・資格の学校の同社の事業領域・リカレント教育関連株・前期も今期予想も地味ながら文句なし・概況・セグメント状況・目標設定)。目標株価Ⅰ【短期目標①345~350円(最後の抵抗線)②390~400円(レシオ13倍・17年高値416円)③440~450円(レシオ15倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①450円(レシオ15倍)②480~500円(レシオ16倍強・14年高値499円)】。業績拡大確認すれば最大目標引き上げ再設定します(特異ビジネスモデルゆえレシオ17~20倍に評価し直し)。SP。