3321 ミタチ産業(東1) 836円 +16円

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同社も今期予想は減益の予想です。ただし、同社の減益の予想はあまり深い意味もなく、中期経営計画の数値目標を遵守して公表したに過ぎないはずです。中期経営計画の最終期である今期数値目標は売上450億円で営業益11.5億円です。今期予想は売上400億円で、営業益10.5億円。数値目標よりも下に見積もっていますが、貿易戦争などの不透明要因を理由にして50億円ほどの売上を下ブレ予想したことに比例して1億円ほど、数値目標から下ブレさせたもののと考えられます。しかし下ブレしそうな感じはほとんどありません。前期末の時点の売掛金は前々期比1億円増の60億円で着地しています。第3四半期期末の売掛金は61億円ですから、受注が減速しているようなこともありません。また、第4四半期期間(3~5月)の営業益は2.3億円で第3四半期期間(12~2月)の営業益も2.6億円。3~5月は国内外の経済環境が一旦踊り場ないし減速した期間にもあたります。その減速した期間でも営業益で2.3億円を稼ぎだすということは、四半期3か月で2.5億円前後の営業益は稼ぎだすと認識しておいて良いことになります。すると、今期予想の営業益10.5億円は、会社が想定する今期の最低限の目標数字と認識しておいて良いものと考えます。ちなみに、前期の第1四半期は売上108億円で営業益4.6億円でした。この第1四半期のスタートダッシュで前期は大幅増益を達成して中期経営計画の最終年度数値目標を前倒しで凌駕することに成功しています。その第1四半期のサプライズ決算スタートとなった前々期末の売掛金より、1億円多い60億円の売掛金を担いで回って来る今第1四半期は、前期のような4.6億円の営業益は無理かもしれませんが、強い上方修正期待をにおわせるに十分な営業益で着地すると考えます。3億円前後の営業益を予想します。ちなみにもし、前期並みの営業益4億円前後の第1四半期スタートとなると、再びのサプライズとなり株価は再び急騰を開始することになるはずです。ちなみに昨年も9月末の900円前後から第1四半期発表を受けて急騰し10月末に1710円。今回もまた同じような軌跡となるかもしれません。ただし、前回と違いその前に株価は水準訂正相場を形成のはず。理由は修正前の現在でもレシオが8.2倍に過ぎないことと、PBRが0.8倍であるから。まずは50週線1300円前後に向けて水準訂正相場が開始と予想し、7/9大商い高値850円以上で引け始めてから、そろりそろりと新規もナンピンも買い場探し再開するように。また1300円前後へまずは水準訂正相場と割り切り、25日線937円および7月高値983円抜けに至る950円以上で引け始めてから本格買いとともに強気買いも開始とします。新規もナンピンも。資料が開示となり追加の詳細解説を掲載する予定です。7/6(前期文句なしで今期減益予想・概況・セグメント状況・感想・売掛金から第1四半期好スタート可能性大・一旦弱めに目標修正)7/4(野村証券は保有株7.2%&三菱UFJは保有株5.0%と大株主報告書で公表)6/29(買い残減少中・シコリは1400~1600円で道中真空かも)6/26(新株予約権下限行使1044円割れは下げ過ぎ)6/13(深押しで目標修正)6/5(同社の強みと新株予約権資金活用先)5/18(新株予約権行使状況・買い残急増)5/8(目標微修正)4/17(nms同様にEMS企業に変身成功し進化中・新株予約権大量行使で種株仕込み完了のはず)4/9(歴史的な買い場となるかも・買い残に関して・目標修正)3/31(文句なし第3四半期・5月通期更に上方修正期待が浮上・概況&セグメント状況・目標修正)3/5(買い推奨再開・5月通期上方修正・上方修正理由・目標再設定)10/4(すべての目標達成で売り場探し)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1050~1100円(新株予約権行使された価格1077円・13週線回復・日足完全陽転・一株純資産約1060円)②1300~1320円(レシオ13倍・50週線回復)③1450~1500円(200日線回復・レシオ15倍・4/2大商い高値1483円)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1500円(レシオ15倍)②1600円(レシオ16倍)③1700円(レシオ17倍)】。第1四半期以降好調を確認し最高益連続更新確実と判断できた時点で最大目標を18年上場来2195円に向けて引き上げる方針。SP。