6670 MCJ(東2) 835円 +20円
第1四半期は少し警戒しています。消費は6月に回復し始めたものの4月5月と概して減速していました。ただ、ビックカメラなどの家電量販店の決算は好調でした。同社のパソコン販売が消費動向に連動して低調だったか、家電量販店の好決算同様に上々の数字で第1四半期を終えたかどうか今は不明です。ただコストコントロールなどを考えると、過度に警戒の必要もないとは思うものの、第1四半期には少し注意しましょう。しかしながら株価は25日線回復してミニミニボトム離脱サイン点灯。来週金曜の高値841円を抜くとミニボトム離脱サイン点灯となります。それを確認してから買い場探し。週足完全陽転で日足週足の最後の抵抗線でもある870円回復で一応強気買いとしておきます。5/15(3期連続最高益更新の今期予想・概況・目標修正・2000円から慎重な投資姿勢に)5/10(前期上方修正・目標修正)4/19(今期も最高益更新予想発表の可能性大・今期EPS115~130円程度に想定しレシオ15倍評価で1725~1950円)3/15(強気買い再開・いちよし証券目標株価1800円・第3四半期資料紹介/サマリー等&セグメント(パソコン関連)&中期経営計画に向けての主な施策)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1900~1950円(レシオ16倍)②2050~2100円(レシオ17倍)③2200円(レシオ18倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2200~2300円(レシオ19倍)②2400~2450円(レシオ20倍)】は押し目と同時に株式2分割が終了したので修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①900~915円(レシオ15倍)②975~980円(レシオ16倍・5月年初952円更新)③1030~1040円(レシオ17倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1040~1050円(レシオ17倍)②1100円(レシオ18倍)】とします。東南アジア進出などで業績拡大となれば、最大目標の引き上げを含めて再設定することにします。SP。先の決算を。(1)トピックスなど・・・・①売上利益ともに2期連続の過去最高を達成。パソコン事業は下期から成長率が加速したと。過去最大の広告費用を吸収しての最高益更新と。②中期経営計画達成に向けて、取り扱いハードウェア種類を拡充し、2つのアライアンス投資を実行したと。中期経営計画の数値目標はすべて2期連続で達成できたと。③印象はこれまでの通り。売上の急拡大も立派ですがそれ以上に立派なのは抜群のコストコントロール能力です。ユニマットRCが介護サービス業界でトップクラスかトップの利益率企業であると同じように、同社はパソコン販売企業の中でトップクラスかトップの利益率企業であり続けているという点です。つまり売上さえ拡大できれば、利益は相対的に拡大できるということです。見慣れているものの相変わらず抜群の内容でした。パソコン関連の売上は1211億円。過去最大の広告費を投入しても営業益は86億円。広告費を抑制できていれば100億円も視野に入っているということ。(2)子会社群の業績一覧・・・・①マウスコンピューター→売上12%増の366億円ながら最大の広告費羊乳で営業益19.5億円と14%減益。経常は6%減の21.4億円、純益2%減13.9億円。②ユニットコム→店舗構造改革順調。売上10%増302億円、営業益34%増7.5億円、経常33%増8.4億円、純益26%増4.2億円。体感型の情報発信基地と活用するとともに、VRやクラウドファンディング、IoT機器などを提供する拠点に衣替えする方針とのこと。③テックランド→売上8%減の308億円、営業益14%増7.6億円、経常38%増9.1億円、純益19%減6.4億円。構造改革順調。コストコントロールが秀逸ゆえに利益確保で文句なし。④iiyama→欧州向けにタッチパネルやデジタルサイネージなど好調な受注。売上23%増280億円、営業益16%増42億円、経常16%増39.9億円、純益37%増31.3億円。⑤アプレシオ(複合カフェ)→売上34億円、営業益2.6億円、経常2.6億円、純益0.3億円。⑥感想→子会社群の業績内容はほぼ満点です。(3)英国での訴訟・・・・モニターに関しての国際カルテルの指摘を受けた今後の訴訟の見通しが記述されていますが、そんなに莫大な解決金が必要になるようになるとも思えません(文面を読んで)。また一部引当金や訴訟関連損失を計上済み。過度に警戒の必要なし。これらの点からすれば、純粋に売上(パソコン関連の)が四半期順調に拡大するかに注目して行くようにして良いと考えます。同社の場合は売上増はイコール増益ですから。