3244 サムティ(東1) 2024円 +104円
すでに昨日場中に決算発表していますから、この株価の動きはその決算発表を織り込んでのものです。ですから週明けは小動きで一服するかもしれません。しかし、祖の小動き一服の場面で買い場探しするように。第2四半期は、売上22%増463億円、営業益31%増91.1億円、経常29%増79億円、純益31%増56.5億円、一株純益224円。文句なし。どこからどう考えても、11月通期の売上640億円、営業益110億円、経常89億円、純益65億円、一株純益258円の上方修正は確実のはず。本当なら、グノシー(6047)がS高やリーバイスなどが買われるのでなく、S高していてもおかしくないはず。しかし、短期筋しか市場にいないことと、昨日のジャックスでコメントしたように金利の上昇という居ない影におびえていまいちの反応に終始しているのでしょう。しばらくすれば見直しの動きを本格化すると思います。セグメント状況は・・・・①不動産事業→自社ブランドのマンション販売順調。収益マンションの引き渡しも好調。オフィスビルも2棟と商業施設1件も売却。売上25%増418億円、営業益34%増96億円。②賃貸事業→売上2%増36億円、営業益7%増10.4億円。③その他→ホテル運営など。売上8億円で営業赤字は0.4億円。④感想→主力の不動産事業がほ絶好調。ほぼ満点の合格点付与。注目は財務です。今後の事業拡大には販売用不動産(流動資産)の拡大が欠かせないのですが、同社は減少しています。流動資産は前期の985億円から934億円に。有形固定資産も618億円から548億円に減少しています。なぜか。有利子負債の圧縮を行ったから。長期の借入金を841億円から799億円に圧縮し、短期借入金を306億円から186億円に大幅に圧縮。金利上昇なのに備える動き。良い判断です。突然金利が上げ始めてもいいように、このようにまず財務バランスの改善に取り組んでおくことが、今後の安定的な成長には不可欠と思います。良い判断。徐々に棚卸資産は拡大して行くことでしょう。ちなみに第2四半期時点の営業利益率は19.6%。これを通期に当てはめると、営業益は125億円。会社想定の110億円をやはり上方修正することになるでしょう。次の第3四半期に期待しましょう。上方修正の発表を。同社の場合は打診買い。昨日の高値2080円を抜いて引けるとその時点で4月年初2338円更新の態勢に転換し上場来2580円にトライとなるから。強気買いは昨日の2080円抜けと、再度小甘くなる場合は1950円前後でともに強気買いする方針とします。4/17(目標修正)4/13(スタートダッシュ成功第1四半期・概況・セグメント状況・目標修正)3/28(26年ぶりの地価上昇の恩恵)3/19(フィスコレポート紹介/要約)3/7(シノケンG以上に強気でOK・全国5か所で5棟900室ホテル開発始動・中期経営計画/サムティレジデンシャル投資法人を中心としたビジネスモデルの構築など進捗状況文句なし・目標修正)1/24(目標修正)1/12(インパクト不足の感の11月通期・概況・慎重な投資姿勢に転換・2000~2300円で売り場探し・目標修正)11/9(11月通期上方修正発表・目標修正)10/2(ここからの買いは一旦慎重な姿勢に転換)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2350~2400円(レシオ9倍強)②2600円(レシオ10倍・07年上場来2580円更新)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2600円(07年上場来2580円更新)②2800円(今期EPS280円予想しレシオ10倍)】はこのまま据え置きとします。上方修正発表して再設定する予定とします。SP。