中国株(上海総合指数) 2772P -55P(-1.94%)
大幅安で寄り付いて来ました。仕方ないでしょう。更に一段安するのか、明日以降冷静さを取り戻して徐々にでも反転してくれるのか、明日以降の動きに注目。今週の中国の動きを見ると、開放路線を歓迎してドイツのメルケル首相が賛辞を送っていました。ドイツの化学メーカーが中国で100%持ち株保有の子会社設立と工場建設に寄せて。また中東各国と大規模融資と資金援助で合意して中東支援の基金設立を発表していました。またテスラが中国に工場建設すると昨日発表。こういう動きを見ると、中国経済は減速する危険はあるものの、今のところさほど深刻とも思えないないように見えます。それにです。下記で関税率の話をしました。22兆円に10%の関税は大きな問題ではあるものの、日本と違い中国には膨大な財政及び資本の裏打ちがあります。輸出企業が米国の関税で負担することになる2兆円強ほどのお金なら、補助金や助成金という名目で中国政府が肩代わりすることが可能ということになります。市場はそれらのことに徐々に気が付き始めて、アク抜けになれると予想します。また、ちまちまとあとあと、関税悪材料パンチを繰り出されるより、とっとと概要がはっきりした方がアク抜けを早めて株式市場には良いはずと思います。この点もじきに市場は気づき始めて、アク抜けの動きを見せてくれると予想します。来週以降にはなるでしょうが。